■「じき 宮ざわ」のお昼コース

■ 全国100万人の読者の皆さま、久しぶりに「じき 宮ざわ」さんに伺って、本当においしいと感動したエリーでございます。店主の宮澤政人さんがいらっしゃる「ごだん 宮ざわ」さんの方にどうしても伺いがちなわけですが、いやー、「じき 宮ざわ」の泉貴友さんもすばらしかった\(^o^)/\(^o^)/

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●ひどく風が強くて、冬みたいに寒かったお昼でした。かなり久しぶりに堺町通の「じき 宮ざわ」さんへ。以下、お昼のいちばんいいコースです。食前酒(「稼ぎ頭」)をひと口いただいて食事は始まります。

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●上にのっているものは海苔に見えますが、小浜のもずくを寄せて乾燥させたものです。

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●パリパリ状のもずくをはずすと、このこ、その下に、小蕪の真空調理昆布締め、伊勢のもんごいか(生と、3日間熟成のものを合わせてある)、菊花酢。

何とも絶妙なバランスでした。いきなりおいしかった☆☆☆

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●お椀は、伊勢のくえ、新れんこん、新銀杏。吸い地のおいしさ、具材の調和、かんぺきー!でした。

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●紙でできているかと思うほど、ごくごく薄くて重さがゼロに近いほど軽いお椀。魯山人とつながりが深かった辻石齋(つじ せきさい)さんの作で、70~80年くらい前のものということ。

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●伊勢のきはだまぐろ。1週間寝かせたものとのこと。愛媛の赤うに。茗荷、紫蘇、塩昆布、紫蘇の花、八代(やつしろ)の青海苔、わさび。

それぞれの香りが響き合ってものすごーーくいい調和の香味を生み出していました。ほんとおいしかった☆☆☆

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●焼き胡麻豆腐は、定番の一品として供されているそうです。「ごだん」の方では変化形が出てきますが、こちらは伝統を守るのです。

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●満席のお客さまのための料理をよどみなく進めていく料理長の泉貴友さん(左側)と、二番手の竹越隆之さん。

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●海老芋の唐揚げ、その上に海老油(海老の頭と殻の香味を抽出した油)を塗りながら焼いた海老、白子すり流し、黒豆の枝豆。

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●お寿司のような形で、茄子とかます。

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●断面です。フレッシュ感際立つ茄子でした。

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●新さんまのつみれ、下に聖護院大根。7種類のきのこからとっただしのあん。(4時間かけて抽出したとのこと。)

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●ご飯の準備です。おなじみたっぷりの香の物に、粒味噌で炊いたちりめん山椒。これ本当においしいです。購入することもできます。

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●炊きたてのご飯、蒸らす前の、できたての状態でひと口、フレッシュなご飯の香りと味を楽しみ、

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●少し蒸らしが進んだ状態でまたひと口、

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●つやつやピカピカ、だいぶご飯らしくなったところでまたひと口・・・

という感じで、際限なく食べたいご飯です。お米は泉さんの出身地である長浜から来ているそう。田植えも自分でしたお米だそうです。最高ですね。

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●ご飯と一緒に、赤だしも。

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●シャインマスカットやピオーネや柿などのフルーツに、かかっているジュレはお酒の「稼ぎ頭」で作ったもの。

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●最後にお薄ともなか。

img_6013-jpga●泉貴友さん、本当に緻密な料理を作られる方です。アランさんとコラボした時に学んだ技法も生かしていると伺いました。研究熱心な方です。

気合の入った、いいお料理をいただいた満足感でいっぱいになりました。満席続きなのもよくわかりました。

じき 宮ざわ」さん、また伺います!

★お昼は12:00~と、13:45~の二部制です。

必ず予約が必要です、ふらっと行っても入れませーん!

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関谷江里