■ 映画:豪華なのと 、地味なのと。

■ 全国100万人の読者の皆さま、間隙を縫って映画を見るエリーでございます。

●これを見ないわけにいかないでしょう。

「ジャンヌ・デュ・バリー」

上映開始とほぼ同時に見てきましたー(^o^)(-_-;)
けれど・・・ほんとごめんなさいなんだけどはっきり言います。
豪華絢爛だけど、衣装すばらしかったけれど、当時の風習を見られることはおもしろかったけれど、でも全く響いてくるものがない、ごく表面的な作品でした( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)
マイウェンさん(監督と主演)が・・・デュ・バリー夫人について持っているイメージ(才色兼備、知性と教養にあふれ、美しくも優雅なマダム)とかけ離れ過ぎていて、見続けるのが無理。まあ最後まで見たけれど。(*_*)(*_*)
わたしたち池田理代子先生にこの時代のことをみっちり教えていただいているということもあるし・・・
よっぽど途中で出ようかと思ったけれど、まあ最後まで見届けたいとは思わせました。

●これは好きでした(^o^)

「枯れ葉」
アキ・カウリスマキさんの映画をまた見られるとは何という僥倖。
何もいいことがない世の中で、ことのほかぱっとしない主人公たちなんだけど、なんともしみじみよくて、ヨレヨレの犬が出てくるのもかわいくてたまらず、ほんわか幸せな気持ちになりました。豪華絢爛の対極で、何もかもが地味なんだけど、最後に救いがあって、もちろん前途洋々でないことも明らかなんだけど、それでもよいなあ(^o^)♪と思いながら帰ってくることができました。
(見たのはジャンヌよりこちらが先です。逆ならよかったんだけど。)

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関谷江里

■ 映画2本「PERFECT DAYS」/「ポトフ」

■ 全国100万人の読者の皆さま、正月休みのエリーでございます。

新年から大地震やら航空機事故やら、痛ましいニュース続きで本当につらいことですが、普通に日常を暮らせることに感謝しつつ、淡々とやるべきことを行い、人のためになることもたまにはやって、元気に生きていけたら、と思うのでした<(_ _)>

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飛行機から脱出のこと

●しかし、いくら荷物をすべて置いて機外へ脱出といったって、何としてもスマフォだけは身から離さず持っていなければと思います(*_*)

そしてこれがもし外国だったら、やっぱり絶対クレジットカードの1,2枚と、パスポートは持って出ないと後が大変過ぎる。機内で寝る時でも、文字通り「肌身離さず」持っていないとダメだなあと改めて自分の荷物の持ち方を再確認しました。

●まあ、日本から出たらものすごく用心深いわたし、機内において、貴重品を入れた斜めがけショルダーバッグは寝る時でもトイレに立つ時でも外したことはないし、まずは大丈夫な装備だけど、しかし日本の家の鍵は、斜めがけではなく、サブのショルダートートの内ポケットに入れちゃっているから、これ改めないといかんなあと。そして、仮に国内線の飛行機に乗ることがあっても、フランス往復時と同様の心がけでなければいけないなあと今回思いました。

●でもって、脱出時にショルダーベルトがひっかかってはいけないから、貴重品バッグを斜めがけした上から、ダウンのジャケットをはおれたら一番いいのではないか。真夏でも機内は冷えるから、ウルトラライトダウンは常に持っているし。
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さて、先週見た映画2本の話をいたします。

●ヴィム・ヴェンダース監督の「PERFECT DAYS」
2023年、124分。

これが、心にしみる名作でした。

間違いなく、2023年に見た映画の中で、最も深く感銘を受けたものです。

役所広司さんが演じる(演じているとすら思わせない)、平山さんという役柄が、圧倒的によかったのです。

スカイツリーが見える、押上あたりの、ごく質素なアパートで暮らす平山さん。外を掃く竹箒のじゃっ、じゃっという音で目覚め、目覚めて起き上がりながら薄い布団をたたんで片付け、身支度をして、青いつなぎの服を着て、掃除道具を積んだ軽自動車に乗り、毎朝自販機で買う缶コーヒーを飲む。(カセットテープで)音楽を聴きつつ、都心の公衆トイレの清掃の仕事に向かう。(このトイレが、公衆トイレとはいっても、東京都のプロジェクトで作られたデザイナーや建築家による設計の斬新なトイレで、結構見て楽しめるのはすてき。)淡々と掃除をする。完璧にする。仕事が終わったら銭湯に行き、地下の飲み屋のような店でビールを飲みつつ夕食をとり、帰ったら古本屋さんで買ってきた文庫本を読んで眠りにつく。これを、判で押したように毎日繰り返す。変化のなさそうな、最低限の生活なのに、この平山さんはいつも穏やかな表情を浮かべ、木々を見上げて微笑み、見下された態度を取られても心を乱すことなく、ゆったりと充足した感じ、常に平和そのものにしているのが、たまらなくいいのです。平山さん、なんていい人なんだろうと思う。休みの日にはコインランドリーに行って洗濯をして、仕事の合間に(フイルムカメラで)撮った木々の写真の現像に行き、そしてすてきな女将のいる小料理屋に出かけたりもします。この女将のことを、よいなとほんわか思っていたりもします。

もうもうもう、質素な暮らしなのに、充足しかないという毎日。ここに事を起こすのが突然訪ねてきた思春期の姪っ子ちゃん(これがまたべっぴんさん)。母親とけんかしたとかで家出してきたのだけど、平山さんにはなついているようで、平山さんはアパートに泊めてあげる。自分は流し台の前の極小スペースの床に寝て、姪っ子にたたみの部屋を使わせてあげるのも優しいことです(T_T)(T_T)

そして、母親=平山さんの妹が、運転手付きの高級車で迎えに来るところから、平山さんには、何か強烈な過去があったらしいことがわかるようになるのです。もともとはいいところの人だったのだろうということも推察できます。

まあ、その後は映画を見てね。絶対見る価値ある作品だから。

ヴィム・ヴェンダースさん78歳で、本当にすばらしい作品を撮りに来てくださいました。

「東京画」を思い出させる、東京の道の撮り方も、よいなあと(^o^)

ヴェンダースさんて、本当に首都高とか、ジャンクションとか大好きなのですね。

ヴェンダース作品の中でも、わたしは今まででこれが一番好きでした。

しみじみよかった(T_T) また見たいと思います。

公式サイト

●トラン・アン・ユン監督の「ポトフ」、原題は La Passion de Dodin Bouffant.

2023年 フランス、137分。

日本語字幕 古田由紀子

公式サイト

非常に美しい映像、劇中は全く音楽なしで、ひたすら料理する音、用意する音、足音、自然の音・・・と、音を大事に撮ったのよという監督の意図も明確でよかったです。

ピエール・ガニェールさんが料理監修で、ちょい役で本人が登場したりもして、まあ見事な料理や台所や当時のしつらいをたくさん見られることでも、非常に興味をそそられた映画です。

そもそも、フランス映画で、料理がテーマで、要らん音楽がなくて、映像美を極め・・・となると、わたしが好きな要素ばかり。大喜びしそうなものでしょう?

「本当にすばらしい映画でした<(_ _)>」
と言うしかないのだけど、(もし試写に招かれたりしていたら、もう本当にこう言うしかない。)

でもでも・・・何かわたし、この映画、しっくりきませんでした。

何でかな?

まずはとにかく冗長で、これ30分は短縮できる作品だと思います。

最後の方で、ブノワ・マジメル演じるドダンの苦悩の深さはよくわかるんだけど、延々見せられても、「もういいし( ̄○ ̄;)」となってしまって・・・

早く終わってと最後の20分くらいは思い続け、クレジットを全部見ずに出て来ました。珍しいこと。

ひとつ置いて隣に座っていた人も、即、立ち上がっていたなあ。

何なのこの違和感、すっきりしない感。

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トラン・アン・ユン監督デビュー作「青いパパイヤの香り」を、30年前に見た時も、ほぼ同じ感覚を持ったことを思い出しました。

「ほんとーに、すばらしい映画でした<(_ _)>」

と言わざるを得ない作品ながら、(特に主人公成人後の後半が)わたしには何か心地よくなくて・・・

うう、この良さをわからないのは、わたしの許容量の少なさのせいかもしれません。

ごめん<(_ _)>

 

ゆったり流れる時間を感じさせる映画じたいが嫌いなわけではなく、テオ・アンゲロプロス監督のえんえん長回しの場面なんかでも、わたし飽きずに見るんですよ。

となると、トラン・アン・ユン監督と相性がよくないということかな(*_*)(*_*)

重ねてごめん<(_ _)>

でもいい映画でした。本当に。

 

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■ 犯罪コメディ「私がやりました」

■ 全国100万人の読者の皆さま、映画の話です。

 

●京都シネマで、先日駆け込みで最後見たのだけど、
私がやりました」、
原題 Mon Crime
フランソワ・オゾン監督 2023年 フランス 103分
これが後からじわじわ、じわじわ、おもしろかったなと思います。ある映画プロデューサー殺人の罪を、なすりつけ合うの逆で、「その殺人、わたしがやったのよ」「いいやわたしです」と奪い合うという犯罪コメディ。まあ話としてはざくっとしているのだけど(時代は1930年代という設定、現代では成り立ち得ない筋書き)、そして、見て後味のいい作品でもないのだけど、(それはフランソワ・オゾンさんの作品全般に言えると思う、)相変わらず唯我独尊的な喋りを延々披露して、役にこの上なくはまりきっているファブリス・ルキーニと、御大・イザベル・ユペールさまを見られただけでも、ものすごく価値のある映画でした。
「パリタクシー」で運転手役だった、ダニー・ブーンさんや、同じオゾン映画「すべてうまくいきますように」では安楽死したアンドレ・デュソリエさんが生き返って元気に脇を固めています。主役の若い女優も弁護士役もめざましくよかったー。
フランソワ・オゾンさんて、つくづく、その俳優の持ち味、よい面を引き出す監督なのだと思います。
あちこち皮肉も効いていて、もっとフランス語がわかったら、もっとおもしろさもわかるんだろうなとも思いました。
これはamazonで配信になったら再び見たいと思います😁😁

●これも今年の前半に日本でかかったフランソワ・オゾン監督作品、

すべてうまくいきますように」。

50代後半となっても、ソフィ・マルソーはかわいい、チャーミングということに驚嘆した映画でした。

全体、このポスター通り、ブルーを基調としていますが、後半に一箇所だけ赤が印象的に使われている場面があり、はっとする美しさで、とても効果を上げていました。そこで「泣けた」という人もちらほら。
あまり後味がよくないストーリーながら、それでも見てよかったなあと。

ネット配信になったら皆さんご覧になってください。

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■ 映画「テノール! 人生はハーモニー」

■ 全国100万人の読者の皆さま、映画「テノール! 人生はハーモニー」を遅ればせながら見てきたエリーでございます。

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「テノール! 人生はハーモニー」
TENOR
クロード・ジディ・ジュニア監督
2022年 フランス 101分
日本語字幕 古田由紀子
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●COCON烏丸の京都シネマ。MOVIX京都でやっていた時見逃していたものを、より近くの京都シネマで見られてラッキーでした。
見てよかったー\(^o^)/\(^o^)/
パリ郊外住まいのラッパーが、スシのデリバリーに出かけたパリ・オペラ座で、たまたま会った歌の先生に見出されてオペラ歌手として成長していくという話。
まあ、話としてはあり得なくて、あまりにイージーで、
「そう簡単にいかないでしょー」
「そうはならんでしょー」( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)
の連続なのだけど、それでもわたしにとっては、
①フランス語の映画である
②舞台がオペラ座である
③オペラを扱った映画である
というのがうれしくて、ほとんどナンセンスな筋書きながらも熱中して最後まで見ることができました。
最後が「誰も寝てはならぬ」で盛り上げるんだろうなあというのも、もう読めちゃうの、それくらいイージー🤣🤣
でもでも、先日の、どよよよーんと重苦しい映画(「ジェーンとシャルロット」)、これ以上は無理と途中で出てくるしかなかった映画(「バービー」)の後で見たこともあって、ナンセンス~と思いつつも、笑える場面ではあちらの思うつぼで笑ったし、最後はわかりやすく収束して、すかーーーっとしました😂😂😂
 恐れていたのは、ラッパーたちの、パリ郊外のがらの悪い地域の仲間たちの言葉に関して、「字幕でら抜き言葉あるかもなあ( ̄○ ̄;)」と思っていたのだけど、それがなかった~😊 仮に字幕だとしてもわたしはら抜き言葉が本当に好きではないので(極端でごめん)、日本語字幕 古田由紀子さんと見た時は(この方なら大丈夫と)ほっとしたのでした。
フランス映画というだけでガラガラというパターンが多いのだけど、お客さんもそこそこ入っていて安堵。
京都シネマでは8月24日までです。
 

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■ 休みモード/合わない映画、合う映画

■ 全国100万人の読者の皆さま、お盆休み期間に入ったご機嫌エリーでございます。

いつもの講座やクラブエリーがないだけで、デスクワークみっちりで稼働していますが、それでも極力出かける約束を作らず自由にのびのびしています。

溜まり積もった、ふだんできなかったことをやるよい機会です。

 

●8月11日(金)は映画「バービー」初日、@MOVIX京都。
かわいい明るいわかりやすい映画ですが、わたしにはどうにも合わずこれ以上見ても仕方がないと判断して途中で出てきました。それでも前半1時間は見ました。十分気が済みました<(_ _)>
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●パリの Les Arts Décoratifs、装飾美術館で2016年7月に見た「バービー展」、歴代バービーの衣装と小物を見渡す限りという感じで並べ、有名クチュリエ制作のオートクチュール並みのドレスがあったりバービーにデフィレさせていたり服をオーダーメイドしている場面を作ってあったりしたシックな展覧会が忘れられず、それが頭にあって出かけましたけれど、だいぶ違いました~😂😂😂

2016年夏のパリでの記録はこちらですが、

上の2枚は、その時の写真ね。

活動的で、おしゃれで、自分の人生を生きるバービーね。

女性の社会進出の歴史を思い、ファッションの勉強にもなりました。

あの展覧会、かなうものならもう一度見たいと思います。

 

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●いま見に行きたい映画で、仮につまらなかったとしても、フランス語を聞けてうれしいだろうもの。

いずれも音楽がテーマで、きっと夢中になれます(^o^)/

1)ストーリーがあまりにもわかりやすそうですが、ただいま上映中、

テノール! 人生はハーモニー

2)8月18日から上映、

ふたりのマエストロ

 

先日見た「ジェーンとシャルロット」があまりにも重くてどよよーんとしたので(それでも見てよかったと思っているけれど)、すかーっとするものを見たいです(*_*)

 

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■ 映画「ジェーンとシャルロット」

■ 全国100万人の読者の皆さま、8月4日に始まったこの映画を見てきたエリーでございます。

京都シネマで、初日8月4日に、
「ジェーンとシャルロット」
Jane par Charlotte 
2021年 フランス 92分
日本語字幕 横井和子
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まあジェーン・バーキンさんが亡くなった後の、すごいタイミングでの公開です。
フレンチポップが好きな人、特にこの人たちに思い入れのある人は見ておいたらいいと思います。まだ一般公開されていない、7区ヴェルヌイユ通りのセルジュ・ゲンズブールの家の中も見られて、得したなあという気分😂(この秋オープンしたら行かないわけにいかないだろうけれど、間違いなくタバコのケムリが染みていそうで、つらいだろうなと思っていた🤣🤣
映画的には、母娘はついにわかり合えた~的な、わりと感動的とされるだろう海辺の場面で終わるのだけど、そこはふたりとも女優なんだもん、ちゃんと収束させたんだろうなという気もちょっとしました。ごめん。あまりにも特殊な立場の母娘だから、本当に「わかり合う」なんてことはないんじゃないかとわたしはかなり冷静にこの映画を見ました。感動しやすいわたしですが、それでも、きゃーパリ♪ きゃー懐かしい時代♪ という気分では見られなかった・・・一世を風靡した人が歳を取ること、それも晩年に3人娘のうちのひとり(ケイト・バリーさん)に先に自分から死なれちゃったことなど、なかなか、かなり重いものがありました。
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●軽くて笑える映画が見たくて、2週間前に、
貴船を舞台にした「リバー、流れないでよ」を同じく京都シネマで見たのだけど、あり得なくておもしろくてよかったです。だいぶ笑いました。
こちらもまだ上映中です。人気で、終映せず、延長、延長となっています。
特にフランスに思い入れのない方にはこちらをすすめますー😄😄😄

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■ ショコラもの/Kindleセール/見たい映画

■ 全国100万人の読者の皆さま、コース料理の投稿が続いたので(次もみっちり和食コースの予定)、ちょっと目先を変えて、ショコラ+休みのいろいろの気分転換ヴァージョンでいきます。

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ショコラもの2つ
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●ショコラさえあれば、いろいろなことは何とかなると思うわたしです。
シンプルなショコラが好き。
やたらフルーツと合わせたり、ナッツをあしらったりしないでいいです、ガトーショコラにシャンティなんかも不要です。
一切の飾りは要らない、ヴァリエーションも要らない。
なんて言ったらアシエットデセールは成り立たないし、そもそもみもふたもないのだけど、とにかくショコラらしい茶色いショコラが正しいと思います。
アラン・デュカスさんのグラスのセットを贈ってくださったYさん、わたしのことをよく理解してくださって、ありがとう(T_T)(T_T)
●これがまたひどく好きで、何度も買ったなあ(^o^)
ごく近くで買えるエクレールショコラ
●セブンイレブンさんすごいと思う。192円で外も中もシンプル全ショコラで、家の最も近くで手軽に買えるショコラものとして、わたしこれやみつきになりました。
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夏こそ本を\(^o^)/
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●いやもう、ポイント50%還元ってすごいです。
年に2回ほど行われるこのキャンペーン、わたし大好きです。
いろいろ選んで50%のポイントをいただきつつ・・・
●それが8冊たまるとさらにまた10%くださると。
1週間目の8冊をまず買いました。次は来週・・・
新潮文庫の100冊
わたしは子供時代の夏休みに新潮文庫を読みに読むことで基礎教養を授けてもらったという思いがあり、感謝しています。
(昔はもっと文学文学したセレクションだったと思うけれど。)
この冊子のKindle版は無料でダウンロードできますから、パラパラ見るだけでも幸せな夏休みの読書の気分に浸れますー(^o^)/
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●映画で見なくてはならないものが、8月4日~
Jane par Charlotte ジェーンとシャルロット
京都ではここです。初日に行きたいです。
ジェーン・バーキンさん追悼です。
ひと時代終わったんだなあという気持ちです(T_T)(T_T)

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■ フランスもの3つ:ディリリ、古い紙展覧会、カレ90と140

■ 全国100万人の読者の皆さま、わが祖国・フランス 🇫🇷 ものの話題3つでございます。

勝手に祖国にしてごめん😂😂

●「ディリリとパリの時間旅行」、amazonのprime videoの配信で見ました。

Dilili à Paris
ミッシェル・オスロ監督 2018年フランス 94分

日本語字幕:手束紀子

公式サイトこちら

久しぶりに、すかーっとする、見て楽しい、それでいて深く印象に残るいい映画を見ることができました\(^o^)/

アニメながら教養が試される、わかっていなかったら何もわからないで終わる、それでもやっぱり楽しい♪ という作品です。

パリの風景を見てうるうるし、古きよき時代の華麗なる人物たちに目をみはり、利発なディリリちゃんの冒険に心が踊ります。はらはらドキドキしっぱなしでした\(^o^)/

現代の問題にも鋭く切り込んでいます。

DVDもありますー

これは大好き トリコロル・パリ のウエブサイトで教えてもらったもので、こんなにすばらしいのに全く意識していなかった映画、不覚でありましたー<(_ _)>

●こちらは展覧会。終わるまでに見に行かなければ\(^o^)/
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会期:6月21日(水)~7月6日(火)※最終日16時閉場
会場:地下2階MARUZENギャラリー
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あ、7月6日は・・・火曜日ではなく、たぶん木曜日ですね😂
●こちらは某メゾンH の、2023春夏の、カレ90✕90、これがかわいくて仕方がないと思う(😭)(😭)

見ているだけです見てるだけ~😂😂😂
https://www.hermes.com/fr

↑ここから画像拝借しています🙏
●むうう~、赤と黒のバランスが逆だったら、更によかったであろう~と思うのでした。
しかし、欲しくないと言えば嘘になります😂😂😂

しかし今や90サイズのシルクツイルのカレは、460ユーロ、日本で買えば68200円なのでした(*_*)(*_*)

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さらに・・・

●さらにこちらは140✕140のカレ ジェアン、カシミアシルク、2023秋冬コレクションが出てきました(T_T)(T_T)

犬がいっぱいいてかわいい、たまらん・・・

こちらも、要らないと言えば、嘘になります(*_*)(*_*)

お値段は187000円だそうです。あわわわ😱😱😱

画像とその解説は、以下のエルメスさんウエブサイトから拝借しています。ありがとうございます<(_ _)>

ウエブサイト(フランス版)

ウエブサイト(日本版)

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Les secrets d’un objet
L’envie nous prend de déballer notre trousse de crayons pour remplir ce jeu de coloriage magique. Et soudain… ouaf ! ouaf ! Voilà qu’un chien pointe le bout de son museau, puis un autre surgit en courant sous le regard curieux d’un troisième spectateur à quatre pattes. En comptant les protagonistes de ce chassé-croisé, on devine le parc de la villa Borghese, recomposé sous la forme d’un joyeux camouflage. Le théâtre de cette saynète canine prend forme : au milieu de cette végétation fleurissante, on entend désormais les rires des enfants qui jouent, les cris et les chants des oiseaux – on sent même les parfums ! Et au loin, Rome, ville éternelle.

Châle 140  En Liberté !

1110 €

Dimensions : 140 x 140 cm

Ce châle est roulotté à la main, les dimensions indiquées peuvent varier.

Châle 70 % cachemire 30 % soie roulotté à la main.

Imprimé sur notre emblématique support cachemire et soie, ce châle est souple et léger, facile à porter. Fraîches journées ou douces soirées, c’est le compagnon idéal pour s’envelopper.

Dessiné par Carine Brancowitz

オブジェの秘密
魅惑的な塗り絵の世界を前に、私たちは色鉛筆を箱から出したくなる衝動に駆られます。その瞬間、「ワンワン!」と一匹の犬が鼻面をこちらに向けています。好奇心旺盛な3匹目の犬の視線を受けながら、別の犬が駆けてきました。入れ替わり立ち替わる犬の数を数えるうちに、楽しげなカモフラージュの中からボルゲーゼ宮殿の庭園が姿を現します。緑豊かな庭園の中央で犬たちの幕間劇が浮かび上がるにつれて、遊びに興じる子どもたちの笑い声や鳥の歌声が聞こえてきます。ほら、匂いまでもが運ばれてきました! 遥か遠くに見えるのは、永遠の都ローマ。

カレジェアン《自由に》

2023秋冬コレクション

¥187,000
カシミア 70% シルク 30%

エルメスを象徴するカシミアシルク生地にプリントを施した、柔らかくて軽いカレジェアンは、日常的に使いやすいアイテムです。肌寒い日中にも、涼しい晩にも、身を包んでくれる理想的なパートナーとなります。

デザイナー カリーヌ・ブランコヴィッツ

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■ 映画「怪物」

■ 全国100万人の読者の皆さま、是枝裕和監督の最新の映画、「怪物」を見てきたエリーでございます。

アップすべき料理写真を溜めまくっているのに映画の話でごめん<(_ _)><(_ _)> 

でも映画も本も料理も、全く同じくらい大事で・・・

●是枝裕和監督の最新の映画、「怪物」です。
6月2日の封切り初日にMOVIX京都に行きました。初日の上映時間は朝からレイトショーまで8回設けられていて、やはり扱いが違うなあと。
●カンヌ映画祭で脚本賞を授与されたことがよくわかりました。
3つの視点で重層的に物語は進行するのだけど、その構成も見事なら俳優さんたちもすばらしくて安藤サクラさん熱演、それに対してじわーっとゆったりいけずっぽい演技をする田中裕子さんも役にはまりきって存在感があり、じわじわじわと毒が効いてきます。
●親にとっては学校が怪物だし、学校にとっては親が怪物(モンスターペアレント)だし、子供にとっては親や学校が怪物なんだけど、では、この事件に関して発端となった怪物は誰だったのか、これがわかると、えええ?と驚く話なんだけど、でも犯人探しが主なのではなくて、人間は誰でも毒を持っているということをいやおうなく感じさせる作品だったのだと思います。
●間違いなくいい映画ながら見ているのはつらくて、特に泥だらけの子供なんかわたし見たくもないし(ごめん😂😂)ああもう、早く終わってよと最後の30分くらいは思っていたのだけど、それでも見るのをやめて外に出ようとは思わなかったし、妙に心に残って長らく余韻が続いたのでした。その泥だらけの子供たちが、実はとても利発で、ものすごく上手だったと思います。結局いちばん印象に残ったのは子供たちのパートかもしれません。
●ほんと困るのは、ものすごくいい作品なのに、わたしには向いてない、でも絶対見といた方がいい、という類のものです。見ている間じゅう、つらかったり、うっとおしかったり、はよ終われと思っていたりするのに、でも、後からやっぱり見ておいてよかったと思うわけです。今回は、坂本龍一さんの、映画音楽としては遺作ということもあったりで、まあやっぱり行かねばなと出かけました。
●子供たちのパートでやたら思い出したのは「スタンド・バイ・ミー」というアメリカ映画。あれも、全くわたし向きではないながら、あまりに有名だし愛好者多いし、まー見ておこうと随分昔に見たものです。廃線になった古い線路(「スタンド・バイ・ミー」は廃線ではなかったと思うけれど)に少年たちの冒険・・・その映画の内容よりも、その映画を見ていた時の気分を思い出したというのが正確なんだけど🤣🤣
●見て、気が済みました。
とりあえずこれは見ておかねばの気持ちで見て、ほとほと疲れてしまった(というか見たことを激しく後悔した)映画も今までいくつもありますが、そういうものではなかった、と報告しておきます<(_ _)>
●ちなみに、わたしには見る必要が全くなかったと思った映画は、この数年でいうと「シン・ゴ○ラ」とか「カ○ラを止めるな!」といった映画です。いずれも有識者の皆さんが激賞されるので見たけれど、わたしには、全く全くダメでした( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)
わたしにとって、どこがどうダメだったか詳細に説明できますが、長くなるからやめます。また改めて<(_ _)>
●是枝裕和監督といえば、ほとんどフランス映画だった「真実」が、あれはわたし本当に好きでしたが、(パリでロケ地を訪ねたほど、)この「怪物」の前作は韓国映画を撮影されたわけだし、すごい方だなあと。次もまた、新作が出たら楽しみに見に出かけるのではないかと思ったり、いやもう無理しないでいいかなと思ったり。
でもでも、映画館で封切り日に作品を見るというのは、テンションも上がってやっぱりよいものでしたー。

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■ 映画「ター」

■ 全国100万人の読者の皆さま、映画のエリーでございます。しかしまたしてもフランス映画ではないものを見てしまった・・・

●「ター」見てきたー
いやもう、強烈、すさまじい、度肝を抜かれる、2時間40分が一瞬という映画でした。
設定がおもしろくて、史上初の女性のベルリンフィルの首席指揮者でジュリアードでも教えて本も出して、世界でひっぱりだこという女性指揮者、リディア・ターの物語。ケイト・ブランシェットさん快演で怪演、役に超絶はまって惚れ惚れするほどかっちょいいのだけど、だんだん狂っていくほどに怖くなって、映画もちょっとホラーな感じになっていきます。
最後はガラリと逆転劇というか、「はあ?」というような結末になり、人生を変えたんだなとわかるけれど(音楽家をやめたわけではない)、わたし今ひとつ意味がよくわかりませんでした(*_*)(*_*)
配信で見られるようになったら、最後の意味を再度確かめてみてもいいかも。
●憑依力がすごいのだと思う。役者さんならそれは必ず持っている能力だろうけれど、名優といわれる人は、それが並外れているのだと思う。
この役を演じるに当たって、ケイト・ブランシェットさんは指揮やドイツ語の特訓を受けたとのことだけど、マーラーの5番を指揮をしている場面で、「うわ、これ(クラウディオ)アバドそのものだわ、この人アバドになっているわ」と思った瞬間があり、ものすごい憑依力、と心底思ったのでした。過去の動画を見て見て見て、身にしみこませたんだなと思いました。話じたいは見てハッピーになるものではありませんが、あの場面はもう一度見たいと思います。
●見てよこれおもしろ過ぎない?
ドイツ・グラモフォンから、今回のサントラ版(左)と、クラウディオ・アバド&ベルリン・フィルの、本物のマーラー交響曲5番のCDです。
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パンフレットを買って読んだら、結末のことなどわかるかと思って買ってみたら、うーん、少しはわかったけれど・・・
パンフレットに関して望みたいと常々思っていること:
●版型を、たのむからA4に統一してくれないかしらん?映画ごとてんでバラバラで、やたら大きいのもあるし(ノートルダムの火事の映画など)、今回のこれも変な版型で、保存しにくいことです。
●たのむから電子版を出してください。今どき紙しかないなんて。置き場に困るのです。書籍もほとんど電子で買っているのに~(というか、紙しかなかったら、よほどのことがない限りもう買わない。)
●パンフレットわざわざ買うんだから、きちんと全部ストーリーもわかるようにしておいてほしい。Bunkamuraのなんかはそうだったと思うけれど。
「ターの心の闇は少しずつ広がっていく――」
これでは後から読み直しても、どんな映画だったかわからんよ~(*_*)(*_*)

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