■ 全国100万人の読者の皆さま、エリー@パリでございます。
11月28日(木)午後、今まで行こうなどと思いもしなかったところに、初めて行ってきました。
 14区の、サンテ刑務所へ!!
 正確には、サンテ刑務所周辺へ、ですが。
 
●メトロ、サン・ジャック駅を降りたらこの標識でした。

●これがサンテ刑務所。塀が張り巡らされて、いかにも刑務所という感じでした。
 ●そもそもは映画です。是枝裕和監督の「真実」、これを10月の封切り後すぐに見て心を奪われたのです。完全なフランス映画で、知らなければ日本人の監督が撮ったとは思えない作品です。
●そもそもは映画です。是枝裕和監督の「真実」、これを10月の封切り後すぐに見て心を奪われたのです。完全なフランス映画で、知らなければ日本人の監督が撮ったとは思えない作品です。

●主演のカトリーヌ・ドヌーヴさまはやっぱり女王さまで存在感が圧倒的だし、共演がジュリエット・ビノシュさんというまたすごい組み合わせ。(初共演だそうです。)見て本当に仰天したのです。
(Photo L. Champoussin (C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA)
  ●是枝裕和さんの本も読みました。「真実」制作にいたるまでと、撮影の日々を綴った「こんな雨の日に 映画「真実」をめぐるいくつかのこと」。
●是枝裕和さんの本も読みました。「真実」制作にいたるまでと、撮影の日々を綴った「こんな雨の日に 映画「真実」をめぐるいくつかのこと」。
 この本がまたしみじみよくて感じ入り、このロケ地であるお屋敷を訪ねたい、外からだけでも見たいという思いを強めたのです。
  ●そして、最後にドヌーヴさまが豹柄のコートを着て犬の散歩に歩く、サンテ刑務所の塀沿いの道(アラゴ通り)を絶対に見に行こう、豹柄は着ないが、わたしも歩こうと思ったわけです。(厚かましい\(^o^)/\(^o^)/)
●そして、最後にドヌーヴさまが豹柄のコートを着て犬の散歩に歩く、サンテ刑務所の塀沿いの道(アラゴ通り)を絶対に見に行こう、豹柄は着ないが、わたしも歩こうと思ったわけです。(厚かましい\(^o^)/\(^o^)/)
それがこの道です。

 ●お屋敷は表側と裏側(どちらかが通用口)から見ました。
●お屋敷は表側と裏側(どちらかが通用口)から見ました。
 今回びっくりしたことに、昨日会った大島泉ちゃんが、なんとこの館に行ったことがあると。持ち主のアーティストを取材しに行ったのだと。映画のロケ地になったこの敷地の中まで入ったのだと。
 おかげで正確な番地までわかった上で訪ねることができて、もちろん外から眺めただけなのだけど、気が済んだのでした。
 映画を見ながら、こんな館あるのか? 別の場所でロケして、「裏は刑務所よ」と台詞だけで言っているんだろうなと思っていたら、本当にジャスト「裏が刑務所」の場所に位置する邸宅だったのでした。
  
 
●さらに仰天したことがあって、こんなのありなのか? フランスのおおらかさなのか?と思ったこと:
鉄格子の中の人(=収監されている人)と、お仲間と思われる人が、塀越しに大声で話していたの!!!
とっさに、アルセーヌ・ルパンとかジャック・ベッケルなんかが頭の中を巡ったひと時、、
 印象強烈なサンテ刑務所でした。
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●「真実」は不思議な映画だったなあと思います。決して楽しい話ではないのに、妙に明るい感じで終わります。後味悪くなかった。フランソワ・トリュフォーの「アメリカの夜」をなぜかしきりに思い出させるエンディングでした。
 ●撮影がものすごーーーーくいいと思いました。
 ドヌーヴさまあれだけ最後きれいに撮ってもらえて得したと思う。ビノシュさんとの母娘の場面なのに7:3くらいの比率でドヌーヴさま横からのショットで、たまらなくきれいでした。
 フランス映画が好きな方はどうか見てくださいね。

●最後に振り返ってもう1枚だけ写真を撮って、帰路についたのでした。
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今回の日程:2019年11月25日~12月3日
今回の計算:1ユーロ 120円
今回の記録は 2019年11月 Paris パリ でひとまとまりになっています。
2013年からのパリの記録:時々パリ
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