■ 言葉のこと/食の本

■ 全国100万人の読者の皆さま、旨いもののことだけではなく、言葉のことを常に考えているエリーでございます。言葉こそが、わたしにとっていちばん長く続いているテーマであり興味であるかもしれません。多分食よりもフランスよりもずっと早くから。旧サイトでも「言葉のこと」というカテゴリーがあり、言葉について気づいたことや言葉への思いを時々書いてきましたが、このサイトでもそれをやります。ほんの2,3の小さなことでも自分のメモ代わりに控えていこうと思います。今日は、

■ 思い込んでしまっている漢字の読み方

について。

●代替機 これは「だいがえき」ではなくて「だいたいき」

なのよ、あまりに多い間違い! なんていつもエラソーに言っているわたしですが、

●依存 しばらく前まで「いぞん」って読んでました・・・これ「いそん」なんですね。

●間髪を入れず

かんぱつ、と読んでいましたが、そもそもは「間、髪を入れず」(かん、はつをいれず)なんですね。

全く間をおかずってこと。だから「かんはつをいれず」が正しいんだけど、そう発音している人いるかな?

そもそも、この表現じたいあまり使わなくなっているかしらん?

●ちなみに、レイアウトを組んでもらう時「ケヌキ合わせで」って昔言ったけど、今もう言わないかな?

「ケヌキ合わせで写真並べてください」と言って通じなかった場面があり、ひえー(*_*)(*_*)と思った・・・

毛1本も入らないように隙間なく写真と写真を合わせて配置する時に言ったんです。

キラ星のごとく

・・・これも、実はキラキラ星のごとくという意味ではなく、

綺羅(きら=あや織りの絹とうすぎぬ)。あるいは正装をして着かざった人という意味なんだそう。

綺羅、星のごとく いならぶ」 と三省堂国語辞典にあります。

●軍配を上げる

わたしこれ長いこと「ぐんぱいを」って読んでたわ(-_-;)(-_-;) 「ぐんばい」と濁るのが正しいのね(*_*)(*_*)

●面目躍如 めんもくやくじょ

めんぼくやくじょって、わたし長いこと思い込んでいました。

■ 間違った読み方を正しいと思い込んでいて、大勢の人の前で言ってしまったら、後から恥ずかしいですよね。

たとえば他人が間違った時でもいたたまれない気がしたり。親しい人や小さな会などなら後からそっと教えてあげたりすればいいだけなんだけど、かなり正式なプレス発表会の挨拶の席なんかで、うわー!と思ったりした時は指摘するわけにもいかず、あわわわ、自分も気をつけようと思うわけです。でも気のつけようがないのね、思い込んでいるわけだから。だから友人・知人に、「わたしヘンなこと言ったら教えてね」って頼んでおくしかないんだけど、わたし独自の言葉遣いがあまりに多いから、「いつもヘン。全部ヘン。」と言われてしまうんだなああ。( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)

**********************************

■ 本は・・・

 

41nAiR8A1PL._SX313_BO1,204,203,200_

バターが買えない不都合な真実 (幻冬舎新書)

これざざっとですが読みました。バター不足の真実。こわー(*_*)(*_*) 
知らないことだらけでした。

51Ag81T6IAL._SX305_BO1,204,203,200_

食をめぐるほんとうの話 (講談社現代新書)

これは読み始めたところですがおもしろいです。
でも食品については、まだまだわからないことが多いんだろうなあと。

いいと言われていたものがころっと悪いものになり、またその逆もあるでしょ。

知識は持っていた方がいいに決まっているけれど、最終的には自分の直感かもと思っています。

追記:この本の中では、もう堂々と「代替え」って表記してあって、だいがえ、「え」の送りがなまでついています(*_*)(*_*)

確かに世の中では「だいがえ」がすでにかなり普及というか蔓延してしまっていると思うけれど、講談社の校閲さんは書き文字でもこれを通すのね・・・。
****************************************************

本サイトは10年間の記録であるココログニフティ
関谷江里の京都暮らし(4280記事)

から移転・新装したものです。

****************************************************

関谷江里