■ 全国100万人の読者の皆さま、ご機嫌エリーでございます。2月の「祇園にしむら」さんのお料理をいただいてきました。
気分ゆったり食べられる料理が申し分なくおいしい。さっさか出てきて1時間少しで全部食べ終わっていました。わたしはスピード感をもってさっさか食べるの好きなのです。
■ いつも器が美しくて、それもこちらを訪れる楽しみのひとつですが、今回は見たことがないものが多くありました。10年に一度しか出さないものなどが使われていたのです。
●この梅の絵柄、見覚えがないと思う・・・
●いつもの胡麻豆腐でスタートです。
●扇模様のお椀で、中は帆立しんじょう。わかめ、わらび、木の芽。
●お造りも扇形のお皿でした。これは見たことありません。華麗な風情です。出た瞬間から光り輝いていた感じ。
●尋ねてみてなるほどと。永楽得全さんの、絵変わり10枚組だそうです。わたしがいただいたのは上の梅模様で、一緒に行った友人たちのお皿は、
●こんなでした。金彩で華やか、ブルーやグレイが銀色がシックで、しばらく見飽きぬ思いで眺めたのでした。
●いつもの鯖寿司です。
●八寸です。
ひちぎりのお皿から時計回りに、
●子持ち昆布、紋甲烏賊、まわりは卵の黄身。
●白魚、たらの芽、ふきのとうの天ぷら
●菜の花、いわし
●赤貝、わけぎの酢味噌和え
●熱々とろとろの一品で、中は湯葉、松葉蟹、その味噌、甘鯛、たらの白子。
●焚き合わせが、長芋、ふき、筍、聖護院大根。この器もたまにしか出されないとのこと。
●締めご飯はかき揚げがのったお茶漬けです。
●しらすと玉ねぎのかき揚げ、だしではなく、塩入りのほうじ茶。
●いちごにワインジュレ。
「祇園にしむら」さん、今月も本当によかったです。1年前の記録を見て予測して出かけても、また違うものが出てきて驚かせてくれます。今回は最後のお茶漬けに新味があり、器の美しさも印象強烈でした。でもでも、何もかもほっとできるおいしさだったことを言いたいと思います。これ以上ないほど薄味の焚き合わせ、長芋や大根の上品な味、ずーっと忘れないと思います。
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