■ 多すぎるこの誤用

■ 全国100万人の読者の皆さま、校正エリーでございます。わたし自身の言葉もまだまだまだな上、創作言葉も多いのに、エラソーに言うことをお許しください。
あまりに多い誤用例、まとめて書いておきます。
*****************

「お身体ご自愛ください」

これはメールで、毎日2,3通は受け取ります。お気持ちありがたいんだけど、おかしい(笑)。

時間のある時は、言える方には、言うようにしています。

「お身体ご自愛ください」とは、今朝の朝刊とか、馬から落馬とか、そういう重なり言葉なのです。

「どうぞご自愛ください」で十分、身体を大事にしてねの意味になるのです、と。

「時節柄どうぞご自愛くださいませ」てな感じでいいのよと。
*****************

「こじんまりした」

これ、「こんまりした」なのです。「ちんまり」しているのです。そこに小ささとか少なさとか軽さを表わす「こ」がついているのですね。

接頭辞というのかしらん、「こじゃれた」とか「小粋な」とか「こぎれいな」とか「小1時間」の「こ」です。

これも非常に多くて、9割くらいが「こじんまり」ですっかり馴染んでしまっている感じ。
印刷物でも結構よく見る間違いです。

*****************

「かたじけない」

「かたじけない」は、ありがたい、恐れ多い、もったいない という意味だと思うのですが、これを、

「申し訳ない、すまない」の意味で使う人が、少し前からいることに気づきました。すでに3人。「えっ?」と思うのだけど、誰かがTVででも間違えて言って、その間違いが普及したりしている??
*****************
*****************
本サイトは10年間の記録であるココログニフティ
関谷江里の京都暮らし(4285記事)
から移転・新装したものです。
*****************

関谷江里