■ 掲載誌:ミセス 2021年1月号/料理通信

■ 全国100万人の読者の皆さま、掲載誌お知らせでございます。

この「掲載誌のお知らせ」もあと何回かです・・・

最新号の「ミセス」2021年1月号、いつもの新店紹介のページでは、
「いまから なかじん」さんに出ていただいています。

つい昨日の夜も、クラブエリーでお世話になったばかりです。本当にいたれりつくせりのもてなしをしていただきました。

店主の中村一臣さんは、全身全霊でお仕事してくださる方です。比類ない料理だと思います。

この号もどうぞ(お買い上げの上)ご覧くださいませ<(_ _)><(_ _)>

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●時代に逆らわず、「ミセス」(1961年創刊)は来年3月売り4月号をもって刊行を休止します。雑誌が終わる時、「休刊」というのだけど、これは単にお休みするということではなく、なくなるということです。

残念ではありますが、紙の雑誌の多くは、もうこうなる流れですね。

「ミセス」は15年くらいやらせていただきました。初めは京都特集で案内役として登場させていただいて、その後、毎月の京都のお店紹介を10年間ほど。その合間にまた京都特集を何度か。思い出たくさん、感謝たくさんです。

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●この号で、料理通信も紙の形では終わりです。本当に残念です。

大変な中でも最後まで美しくて刺激的な誌面を作られたこと、すばらしいと思います。

わたし自身は連載ページ「安くて旨くて何が悪い?」に関して、春にセッティングまでしていた取材ができなくなり、代替案を5つほど考えましたがその取材もかなわず(お店が全部閉まっていてどうしようもなかった)、結局そのままになりました。

なのでこの号、わたしは取材も執筆もしていませんが、最後の号として出しておきます。

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●キャリアの初めは出版社に勤めての雑誌編集者でしたが、40歳を過ぎてから独立してライターとなって記名記事を書くようになり、初めのうちは京都特集なんてまかせてもらったらうれしくてうれしくてうれしくて狂喜しながら仕事したものです。いちばん多い時でどれだけ雑誌やっていたでしょう・・・週刊誌も月刊誌も春秋の京都特集もタウン誌も、常に仕事が重なってアクロバットみたいに取材しながら、雑誌だけで人生が回っていました。それでちゃんと暮らせていました。

それがとうとう、連載が全部なくなろうとしています。

●美麗な女性誌など、紙のページをめくって眺める楽しさは格別なのだけど、撮影や取材を終えてから形になるまで、時間がかかり過ぎるのですね。ウエブサイトならその日のうちにでもアップできるものを。

やりながら、だんだん、これ時代に合ってないなあとわたしも思うようになり・・・いつかこの日は来るだろうと思っていましたが、今年の感染症騒ぎのタイミングで2誌ほぼ同時に終わることになりました。

●たくさんの出会いに、ご協力に感謝です。仕事のおかげで常に新しいもの一流のものを見て、刺激の中にいられました。いい時代だったなと思うけれど、今や誰もが個人で発信できるようになりました。さらに自由な時代がきたということで、常に今をよしとしたいと思います。

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★本サイトは2016年5月8日にオープン。
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関谷江里