■「スカーラエ」夜のカウンター料理

■ 全国100万人の読者の皆さま、初めてのお店に楽しみに出かけたエリーでございます。

ザ・サウザンド キョウトさんの「SCALAE PLUS スカーラエ プラス」、イタリア料理「スカーラエ」の中でも、夜だけ営業の12席カウンターのスペシャル料理をいただいてきました。
粉もあれば煙もあり、だましもなりすましもあります(笑)という料理です。
(ちなみに和食の「きざはし」の記録はこちら。)

●これは内覧会の日に撮ったカウンタースペースです。

以下、ここで夜のみ供されるコース料理 14000円(税サ別)の料理の全容です。

(テーブル席は別メニューです。)

●こんなセッティングがされていました。

●こんなメニューがあらかじめ置かれています。「牡蠣どうしよう?」なんていうのは杞憂に終わりますから安心しましょう(^o^)

●まずはお抹茶とだんご。食前に甘味か? あわわ。

と思うも、これはだましでした。抹茶に見えるのはほうれん草の色を生かしたスープでベースにポルチーニだし、おだんごに見えるのはパンツェロッティにレンズ豆のトマトソース煮込みでした。

●「牡蠣」というメニュー名で出てきたのは、中にあさりのエキスが入ったジュレで、下に敷いてあるオイスターリーフと共に食べたら牡蠣の香味ですよというもの。

●かわいらしい額縁で登場したのは、

●プロシュート(下に洋梨のピュレ)、グリッシーニのようにパリパリの食感の部分はタイムとローズマリー入りでいい香り。大きないちごは「ゆめいちご」。

●黒トリュフのガスを漂わせた中に登場する球形の器の料理は「宇宙」で、

●蕪のピュレ、たらの白子、コールラビ。

●カウンターのみで供される、自家製のパン。クッションにのってきたようだけど、このクッションは陶器です。持つと重くて硬く、全然ふわふわしていません。

●バターはこうして供されます。お手間がかかっています<(_ _)>

●くえの刺し身。からめているのは玉ねぎ、セロリ、ライム、レモンのソース。柚子と醤油も使っているそうです。上にカヴィア。粉々になって皿にのっているのはアヴォカドです。

●肉料理は鳩。肉切りナイフはセットされずで、普通のテーブルナイフで余裕で切れる柔らかさでした。

ピンクの粒粒はタピオカで作ったチップで、ラズベリーで色付けしたとのことでした。

●下にひよこ豆とマスカルポーネを合わせたクレーム、ちりめんキャベツのソテ。上から鴨のコンソメスープがかけられました。

●パスタひと皿め。花を練り込んだラヴィオリ。シャンパーニュのソース。ブロッコリーと胡桃。

●花は3種類です。ラヴィオリといってものせているだけで、下に帆立とあかざ海老をさいのめにしたもの。

●これも花のように見えるパスタです。カペラッチとは小さな帽子。中にじゃがいものピュレ入り。胡麻のクランブル、ビーツのソース、黒トリュフ。

●黒と白のコントラストを、いか墨の黒と、いかの白で表現したお皿。黒い部分、黒く仕上げたベニエでした。白い魚はあんこう。

●「和牛と米」。和牛も本当に柔らかできめ細やかな舌ざわり。レフォールとフォンドヴォーのソース。米とは・・・横一本に引かれた黄色いソースが、サフランリゾットソースということでした。なるほど。

ぶどうジュースで炊いた蕪、にんじん。パリパリのごぼう。

●口直しにミニトマト、ではなく、トマトのふりをしたブラッドオレンジのジュレでした。

●アヴァンデセール。柚子酢の煙が立つグラスが供され、まずその香りを楽しみます。

●抹茶のエスプーマと柚子のソルベ。

●グランデセールがティラミスとのこと。ショコラのスティック、カフェの粉が練り込まれた筒状に仕立てたテュイルの中に、

●ほうじ茶の香りのティラミス、ソースはパッションフルーツとフランボワーズです。きれいな色です。

●お茶菓子、これは全部本物です。プティフール、マカロンはオレンジ風味、ショコラは黒七味。

●カフェか紅茶のところを、和束町の和紅茶というのをお願いしてみました。ザ・サウザンド キョウトのオリジナルブレンドの紅茶とのことです。
●コース全体、技巧的でお手間のかかったおもしろいお料理でした。季節替わりのコースだそうで、次は3月16日から春メニューになるとのことでした。

このコーナーの料理長は緒方くもさん(芸名ではなく本名)、

●奥に広がっているキッチンに、副料理長の木原章太さん(元京都ネーゼ)が見えていて、めざましく働いていました\(^o^)/\(^o^)/

スカーラエ」さん、夜カウンターではない方の、普通の料理もいただいてみたいと思います。また伺います。

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関谷江里