■ 映画「パリタクシー」

■ 全国100万人の読者の皆さま、先の投稿に続いて映画の話。

読書とAudibleと音楽についで、映画に救われているエリーでございます。

●というわけで見てきましたー、
パリタクシー公式サイトこれ。MOVIX京都で上映中。
Une belle course.
クリスチャン・カリオン監督、2022年 フランス
日本語字幕:星加久実
むー、もっともっとパリのあちこちを巡るロードムーヴィー的な映画かと思っていたら、むしろ92歳の老婦人、マドレーヌのすさまじかった人生を物語る部分が多くて、それがまあ結構痛ましいもので、見ていてつらかった(*_*)(*_*)
免停寸前で金無し、すぐにかっとなる運転手シャルルが、高級な自宅を売り払って高齢者施設へ入るマドレーヌをパリの東側郊外から西側郊外へ送っていくなかで気持ちもほぐれ、心を通わすといういい話ではあります。パリの美しい街並みに、雑な運転の車であふれたカオスのような道あちこち。懐かしい😂😂 確かにパリ好きにはたまらない映画ではあるけれど、わたしがものすごく気になったことは、字幕で2箇所、
●(パルマンティエ通りに)「来れて」よかった。
●(中華料理店で)トイレを「借りれ」ますか?
と、字幕の書き文字が ら抜き言葉 だったこと~~~!!!
( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)
字幕には校閲のチェックってないの?まさかそんなことないでしょう。書き言葉まで、こういうのが許される世の中になってしまったのだとしたら、わたしはもう長生きしたくないと思ったあああ😂😂😂
●それと、最後の方はストーリーが読めすぎて、まあ凡庸というか、シャルルが公証人から封筒を渡された時点で、「あ、これ小切手な」とすぐわかったなあ🤣🤣
自宅を売った分の額ということで、冒頭に、出てきた家が映ったのもあれは伏線だったのでした。
しかし偶然の出会いで、はじめは「うるさいなあ(*_*)」と思った老婦人から、シャルルは101万ユーロももらえてよかった。大ラッキー。1日連れ回されて夕食までご馳走してあげたのに、タクシー代を回収できないとなれば見ているこちらもいたたまれないわけで、まあよかったよかったと。
わたしにとってはこの映画は5星満点としたら・・・3という感じでした。
とはいえ主演のリーヌ・ルノーさん、ダニー・ブーンさんの演技は秀逸だったと思う。
リーヌさんの方は現在94歳。まだまだどうぞそのお元気さを保ってお過ごしくださいと思ったのでした<(_ _)>

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関谷江里