■「じき 宮ざわ」2024年7月20日

■全国100万人の読者の皆さま、今月も「じき 宮ざわ」さんのお昼コースに出かけたエリーでございます。

●4月に本村衛由(もとむらひろゆき)さん(写真左)が料理長に就かれて以来、3回目の訪問です。
ひろゆきさんと、そしてはづきちゃん=小栗八津樹さんが優しく迎えてくれました。ありがとう😊🙏

●食前酒にひと口、
「城陽酒造」さんの「建都」をいただいた後に、
●ひと皿め、
さざえ、水茄子トマト漬け、水玉きゅうり、花穂紫蘇。旨みをきかせたジュレ酢のソルベ。

●極めて涼しくさわや~かに始まったひと皿めですが、お料理と共に感じ入ったのはお皿じたい、器でした。
染付ながら赤い色もきれい。
釉裏紅(ゆうりこう)といって、銅を顔料に使うことで赤色を出すと。
青もきれいし赤もきれい。絵柄もかわいらしくて風情がよいです(T_T)
このお皿、今まで「ごだん」の方にあったということだけど、わたしはこれ見覚えがない😱
忘れているのかと、念のためとりあえず2022年1月までさかのぼって、その間の「ごだん 宮ざわ」さん訪問記録を全部見てみたんだけど、やっぱり見ていない。
こういうことをしているから、朝になっても何も終わっていなかったりする( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)
けれど、ごだんの記録を見直すことで、新たに(今ごろ)気づいたこともあり、やっぱりよかった(T_T)(T_T)
●昨年、店主の宮澤政人さんが入手されたものと伺いましたが、うぶ出しの品ということ。
政人さんが、しろっとしながらすごいものを入手されるのは、もう芸というか才能というか、いや、よいものを自然と吸い寄せられる性分なのでしょうね。
器だけでなく、よい物件、よい人、よい縁、よい機会・・・よきものすべてに関して✨️✨️

●お椀は、鱧の葛たたきとじゅんさい。
葛を打ってとろっとした鱧、口当たりがよかったです。
塩加減もジャストに決まって、吸い地も理想的に旨し😭

いんげん豆は、立てかけてあったらしいです。
後から気づいて(インスタグラムアップ時に気づいて)尋ねて判明(*_*)(*_*) 
現場で気づかずごめんなさいでした🙏

●まぐろです。
もち米の藁でいぶしたまぐろは、づけにされています。八代の青海苔は目覚ましく香りがよかったです。
大根鬼おろし、花穂紫蘇。

ラリックのクレッセント皿、たんぽぽの葉模様を上手に使われて粋だなあと♪

●本来焼き胡麻豆腐のところを、差し替えの品も用意してくださったということで、(焼き胡麻豆腐も大好きだけれど)ありがたくそちらをいただくことにしたら・・・
蕎麦の実きましたー😊😊😊♪
4月にいただいてとても好きだった、ひろゆきさんらしい、蕎麦の実のお料理です。
あさりだしで炊いて、炭火で香ばしく醤油風味をつけながら焼いたとうもろこしや枝豆と合わせてあります。
これ好き😊♪

●琵琶湖の鮎の炭焼き。
骨を抜いてくださいます。
あまりバリバリには焼いていません。あくまでふんわりしっとりと。
合わせているのは同じく炭焼きの、おかひじきです。
●そして、(次の写真のひと皿をはさんだ後に)、骨部分がパリパリと香ばしく揚げられたものが供されました。
はー旨かったです(*_*)(*_*)

●冷たい炊き合わせ。
賀茂茄子と万願寺とうがらし2色、新生姜。
ひんやりと心地よいお料理でした。

●このお皿がまたかわいいわ。
101匹わんちゃんのような、ぶちぶちの馬、これが妙に愛嬌があります。
「ごだん」から「獨歩」さんに移されたらしいですが、それを「じき」がまたゲットしたとか😂😂
器の争奪戦なかなか厳しそうですねー😂

確かに、わたしの記録にも写っていました。
2023年7月、ちょうど1年前に「ごだん」さんに伺った時に、このお皿で先付をいただいています。
写真撮っておくと便利よ😁

●煮えばなのご飯とお漬物、味噌汁をいただき、

●ほんとーーにおいしいご飯なので二膳目もほんの少しながらいただきました。

●ご飯も終わっていよいよ甘味という段階で、
お蕎麦をオプションでお願いするということになりました。

●話を聞くと、宮津の海水だけで食べさせるシンプルなお蕎麦ということで、そんなこと聞いたら食べてみたいではないの。

ひと口食べさせてとお願いしたら、結局カウンター全員の皆さんが召し上がることになり、お仕事増やしてごめんなさいでした😂😂

●をを、東洋一の蕎麦が来たかー?と思ったのだけど、これははづきちゃんが打ったお蕎麦ということ。
立派ではないの\(^o^)/
本当に、画期的に、海水だけで味わうお蕎麦でした。

つるりと締めに、食後にふさわしいお蕎麦でした。やっぱりお願いしてよかった😊☆☆☆

●メロンの香りをつけた、麹と牛乳の、ブランマンジェ的な甘味です。
パッションフルーツのソース。

見事なコースでした。
非常によかった😊☆☆☆

●お薄をいただきご馳走さまでした<(_ _)>

●ひろゆきさん、はづきちゃん、厨房にいる皆さん、
よくやってくださいました😊☆☆☆
じき 宮ざわ」さん4月からの新体制3か月め、

今や安定感のあるコース、十分楽しめました。ありがとう♪
また次の予約をお願いしようと思います。

 

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■「じき 宮ざわ」2024年6月9日

■ 全国100万人の読者の皆さま、新体制の「じき 宮ざわ」さんに伺ったエリーでございます。

4月に新体制になってから2回目。

前回4月13日の記録はこちら

その後、どんな風かしらん😊? 
とても楽しみに出かけたのでした。

●堺町通りから、ほんの少し東側に入る感じがまたすてきです。

入口に植えられているのがお茶の木だということは、

4月8日、コース中のお蕎麦をいただいた時に知ったのでした。

●今回も、
ひろゆきさん=料理長の本村衛由さんと、
はづきちゃん小栗八津樹さん
すてきなお料理と優しいもてなしをありがとうございました😊🙏

●ひと皿目を盛っているのははづきちゃんです。

●食前酒「稼ぎ頭」をひと口いただいた後、先付は、
帆立の風干し、千両なす、ずいき、おかわかめ。発酵トマトあん。トマトのペースト。
割れ山椒の古染付(の写し)の器もとてもすてきです♪
すべての塩梅よく、おいしーい✨️
このスタートで、あとはもう大丈夫~♪ とすっかり安心したのでした。

●華やかな蒔絵のお椀です。
あぶらめ、金時草、柚子。
これもかんぺきなおいしさでした。

●3皿目、白甘鯛です。
ねっとり旨味たっぷり、
旨い旨い旨い旨い(*_*)(*_*)
上に花穂紫蘇と、八代の海苔、わさび。

●5枚揃いの、
南京赤絵蓮繪双魚
はづきちゃんの器でした。
魚と蓮の葉という組み合わせの絵柄がかわいい✨️ 色味も好き😂

どうもありがとう🙏

●「じき 宮ざわ」さん開業当初からの定番の、焼き胡麻豆腐です。

これは標準量の4分の1サイズくらいにしていただいています。

胡麻たっぷりで、ものすごく風味豊かなもので大好きなのですが、

わたしにおいてはこの日は量を調整する必要があって、ごめんなさい<(_ _)>
オンラインショップで購入もできますー😊

●小鮎の炭火焼。
きゅうり酢に、奈良漬も点在していました。

食感と風味と塩気と甘さが絶妙に調和して旨し♪
パリパリに焼かれた鮎と
ほんとーにおいしかった😊☆☆☆

●お料理の最後は、
賀茂茄子を白味噌仕立てでとろりんと味わいました。もう間違いなく好きな味。
上に万願寺とうがらしの焼き浸し。

ラリックのガラス皿については・・・
先月5月20日に「ごだん」さんでこのお皿でひと皿目を出していただいています。

これです
あちらにもこちらにもラリックあるのね😂?

(後で伺うと、お皿や器は結構行き来しているということ・・・お宝が多いから、皆さん使いたくて大変ですね😂)

●炊きたてご飯を煮えばなからいただいて、二膳目三膳目とおすすめいただく・・・というパターンは踏襲されています。

●牛乳と麹で作った、ブランマンジェ的なデザート。

上にドライいちご。
はづきちゃんと賢姿朗さん@「獨歩」が随分以前に考案された甘味ということでした。

黒蜜は、和三盆と琥珀糖と加計呂麻黒糖で作ったということ。
これとても好きでした。

●お薄をいただきごちそうさまでした<(_ _)>

しろっと出してくれたけれど、はづきちゃんのコレクションから、魯山人のお茶碗ということでした。

ありがとう😊🙏

●「じき 宮ざわ」さん、お料理申し分なくおいしくて、気持ちもなごみました。とてもよかったです。

また楽しみに伺います<(_ _)>

 

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■「じき 宮ざわ」2024年4月13日 新料理長

■ 全国100万人の読者の皆さま、ひとつ前の記事に続いて、「じき 宮ざわ」さんのお料理です。

●「じき 宮ざわ」新料理長、本村衛由(もとむらひろゆき)さんによるコースです。
ここで傑出した先輩たち、泉 貴友さん、東洋賢士さんらに恵まれ、彼らの仕事を真近に見て技術も精神も十分学んだであろうことがわかるコースでした。まだまだ前任者たちのエスプリがそのまま感じられるお料理でしたが、この人のオリジナリティをはっきり感じさせたひと品もありました。コース中ほどの、蕎麦の実を使った料理がよかったー(^o^) 
先付から順番にいきましょう。

●奈良の「みむろ杉」というお酒をひと口、食前酒に供されて、

●炭火で皮目を炙った、伊勢の太刀魚と新じゃがの極細切り。上に茗荷。

土佐酢のあん。

●白甘鯛のお椀。塚原の筍。白髪ねぎ。

●和歌山のけんけん鰹。備長炭を当ててたたきにしたもの。とろみをつけた土佐醤油。文旦オイルで香り付け。

八代の海苔、花わさび。

●この鰹の次に、定番で看板の焼き胡麻豆腐が供されました。

出し方のスタイルも変わらずです。

●はたの炭火焼き。ぶりぶりと弾力のある食感でした。魚だしと黄身酢を合わせたもの。

こごみ、アスパラガス、菜の花、クレソン。ふきのとうがほんのり苦いのがアクセントに。

●蕎麦の実を使ったひと品、これが今回いちばん印象に残りました。
「宮ざわ」さんグループにおいて、お蕎麦がいただけるのがとても楽しみなのですが(東洋一の蕎麦です)、ひろゆきさん(と書きます、本村衛由さんです)は今回、蕎麦を実のままで使ったひと品を考えられたのです。
あさりだしで炊いた、粒粒感がありながら、でもだしを含んでふっくらとした蕎麦の実。これをこれまた旨味たっぷりのほたるいかと合わせてあり、そら豆が香味を添えて、黒七味がアクセントに。よい調和でした、これ本当においしかった😭

●箸休めということで、たいらぎ貝と、たたいたわらび。

●お料理の最後に油ものが供され、さくら鱒、上にこしあぶらの天ぷら。

薄垂惣酢おろし(^o^)☆☆☆

●この後、自家製のお漬物、味噌汁、炊き立てのご飯が供されました。

出し方のスタイルも変わらずです。

●酒粕と豆乳のムースにいちご。上からレモンピールのスライス。

●もなかとお薄をいただき、ご馳走さまでした<(_ _)>

 

太刀魚、白甘鯛、けんけん鰹、身がぶりぶりしたはた、ほたるいか、たいらぎ貝、さくら鱒などなど、魚につぐ魚のおいしさを存分に楽しめました。
ひろゆきさんありがとう、お見事でした\(^o^)/\(^o^)/
これからが本当に楽しみです。
そして、ひろゆきさんを支えるスタッフの皆さんもありがとうございました。見えている部分だけでなく、厨房の方の調理が盤石の態勢であることもよくわかり、心強い新体制のスタートを祝いたいと思います。
新しい「じき 宮ざわ」さん、また伺います(^o^)/

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■「じき 宮ざわ」と「ごだん 宮ざわ」の新料理長

■ 全国100万人の読者の皆さま、先日お知らせしたように、宮ざわさんグループにおいてこのたび料理長交替があり、新料理長のコースを楽しみに出かけたエリーでございます。

●「じき 宮ざわ」さんで、
4月11日に就任、新料理長、大抜擢の
本村衛由(もとむらひろゆき)さん、29歳です。

ものすごく楽しみにお料理をいただきに行ってきました。
ひろゆきさんすごかったですー\(^o^)/
意気揚々、堂々たる仕事ぶりで、
見事にコースを出してくださいました。

●さらになんと、はづきちゃんがいました😂😂
ほんの3日前、クラブエリー@「獨歩」さんをおいとまして、北大路大橋から盛大に手を振って別れたのに、こんなにすぐにここで会えようとは~。
はづきちゃんはわたしを驚かせようと、異動になったことを黙っていたんだって😂
木山さん宮澤さんと受け継がれた背中送りの真似もして見せたけれど、ちゃんと優しく最後まで見送ってくれました。
楽しかった、ありがとう(^o^)/
また伺います(^o^)/

★新「じき 宮ざわ」さんの料理写真は次の投稿でアップします。
●そして、「じき 宮ざわ」料理長だった東洋賢士さんは、
4月11日付けで「ごだん 宮ざわ」料理長になられました。
お料理の格にふさわしい箱に移られたと思います。
うれしいことです😊

次回は4月下旬のお料理を楽しみに出かけます。

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■「じき 宮ざわ」2024年4月8日 東洋賢士さん最後の回

■ (承前)全国100万人の読者の皆さま、「じき 宮ざわ」さんでいただける東洋賢士さんのお料理を食べ納めに出かけたエリーでございます。

(4月11日からは「ごだん 宮ざわ」料理長に。)

初めてお昼に伺いました。

●ひと皿め、先付は、
子持ち白いか、炭焼きした甘草、筍。黄身酢、桜ジュレ酢。
酸味も鮮やか、筍もうれしい。
目が覚めるようなおいしさでした。

●はたのお椀。わらび、新もずく、花柚子、しのび生姜。

澄んだ味、ものすごくおいしいお椀(*_*)

●サラダ仕立てのようなお造りは、三重県からのきはだまぐろ。
オリーヴオイルをつけて炭火で炙ってありました。上に新玉ねぎのスライス、ペリーナ、青海苔。葛でとろみをつけたポン酢、文旦オイル入りで粋な香味。

これも、ものすごくおいしかった(*_*)

●この後、定番の焼き胡麻豆腐をいただきました。

●小鯛うの花蒸し。
おからを巻き込んだ小鯛。このおからが、(夜に供される)グラスフェッドの牛肉から出た脂と合わせてあり、中に食感の素敵なアクセントとして筍と独活(うど)。菜種の炭焼き。よりうど、木の芽。わかめあん。
もともと魚がおいしいのだけど、肉の旨味も出てきて驚かされ、しかしその肉の旨味を伝えるのはおからというおもしろさ。魚と肉の結構しっかりした旨味の上から、しろっとわかめあんで、「それが何か(^o^)?」みたいな感じで、めちゃくちゃに楽しかったお皿。今回これが一番強烈な印象を残しました。こんなの食べたことありません(*_*)(*_*)(*_*)

東洋賢士さんが打つ、東洋一のお蕎麦\(^o^)/
今日はまぜ蕎麦。桜海老と新茶の天ぷら、白炒り玉子。
お店の前に植えていたお茶の葉の摘みたてを天ぷらに。
あん仕立てにしたおだしは、鯖節と原木しいたけで取ったもの。
桜海老の旨味とお茶の爽やかさ、そして色みのコントラストがすてきで、本当においしかったです😭😭

●この後、炊き立てご飯と香の物(これも感動)、味噌汁をいただきました。

●文旦の白ワインゼリー茶巾、胡麻カスタード。
白ワインのジュレのつるりとした食感に柑橘の酸味が心地よく、そして、先月冗談で言った「カスタードクリームに胡麻」が実現されていて、しかし冗談のわりに、これはこれでおいしかったのでした\(^o^)/☆☆☆

●この後、白こしあん入りのもなかと、お薄をいただきご馳走さまでした<(_ _)>

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●今回初めて軽いお昼をいただいてみましたが、

お腹が膨れすぎることなく、けれど十分に東洋賢士さんの料理のエスプリが感じられて、満足感に包まれました。本当においしかったのです。

●今月末、今度は「ごだん 宮ざわ」で夜に、
東洋賢士さんの4月末のお料理をいただきます。今度はいったい何で驚かせてくれるのか、心から楽しみです。

追記:東洋賢士さんは、4月11日付けで、「ごだん 宮ざわ」料理長に就任されました。

今後はごだん 宮ざわさんでこの方の料理をいただくことができます。

 

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■ 今週からの「じき 宮ざわ」と「ごだん 宮ざわ」

■ 全国100万人の読者の皆さま、4月に入ってからもあちこち出かけては旨いものに恵まれ、アップしたい写真が多数溜まっていますが、

今週の京都和食界における大ニュース

をまずお伝えしたいエリーでございます。

●「じき 宮ざわ」さんで、料理長交替です。
左が東洋賢士(とうようさとし)さん、昨年10月から「じき 宮ざわ」料理長をつとめられましたが、4月11日から「ごだん 宮ざわ」料理長に。
そして同日から「じき 宮ざわ」料理長は、大抜擢の、29歳、本村衛由(もとむらひろゆき)さんがつとめられます。
これはもう、めちゃくちゃに楽しみなことです(^o^)/☆☆☆
●そもそも、東洋賢士さんという隠し玉を持っていた宮澤政人さん(昨年10月以来、北大路の新店舗、一軒家の「獨歩」にいらっしゃる)がとてつもないと思います。その政人さんが大抜擢する本村衛由さん、いったいどんな料理を作られるのか?
まだ誰も彼の料理を食べたことがある人はいません。
わたしも今週末、楽しみに出かけます。
●それでもって、東洋賢士さんの方も、先月3月に前半と後半2回コースをいただいたら、がらりと印象が変わっていていずれも感動深く、これは月に一度じゃダメなんだ、2回行かないといけないのだとわかり、えらいことやー! もうもう、宮ざわさんグループには回数券かポイントカードを作ってもらわなければなりません😂😂

1)2024年3月前半の「じき 宮ざわ」コース
2)2024年3月後半の「じき 宮ざわ」コース
●週明け、「じき」の方の、東洋賢士さんの料理食べ納めに行って参りました。

つまり、4月1回めのコースです。

次の投稿で写真をお見せいたします。

 

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■「ごだん 宮ざわ」泉 貴友さんの料理食べ納め

■ 全国100万人の読者の皆さま、週半ば、「ごだん 宮ざわ」さんに伺ったエリーでございます。

声は全く出ないけれど、味はちゃんとわかる状態で伺いました。

●「宮ざわ」さんグループから独立される泉 貴友さんのお料理の食べ納めに行って参りました。
「じき」料理長になられて以来、「宮ざわ」さんのお料理のよいところを継承しつつ、自身の料理の世界を深められてきた泉 貴友さん。北大路の「獨歩」開店以降のこの半年は、「ごだん」料理長を務めつつ、より洗練度を増した料理を作られているなあと感じ入ったのでした。
お皿の上には春の喜びが満ちていました。同時に発酵や熟成によって、持っている以上のおいしさを引き出された食材の組み合わせで、驚きの美味が実現されていました。

コースのすべて、
も の す ご く、
よかったのです。

●平貝に山菜。うるい、こごみ、たらの芽。日向夏の優しい酸味。
春の気分になって、テンションが上がりました。

 

●白甘鯛のお椀、スペシャルな独活(うど)と。

●独活(うど)はこちらのものでした。

独活って、「独身活動」の略と違うのよね😂

●花わさびたっぷりの下は、
大分ののどぐろの炙り。炊いたご飯を発酵させたもので、なれずしのような仕立てに。これものすごくおいしかった(*_*)(*_*)

●あさつきとほたるいか、たっぷりの酢味噌。この酢味噌の酸味が、なんとお酢ではなく、すいかを発酵させて作った酸味ということ。お酢は使っていないということ。優美な酸味でした。

 

●玄米餅に納豆と雲丹のソース。

●白アスパラガスの炭火焼に、からすみ卵黄醤油。

●ぬか漬けの牛肉(あか牛)。上から煎ったぬか。菜の花。
ぬかのトッピングが、旨味として効いていたのでした。斬新。

 

●塚原の筍\(^o^)/はまぐりと。海苔のすり流し。島根の十六島(うっぷるい)の海苔ということ。これも、ものすごくおいしかった(T_T)(T_T)

●ご飯ものとして雑炊を選択、甘草入り。

 

●食後に、苺を、梅干しを漬けるように漬けた、梅苺。初めての味。
定番のもなかと。

●お薄をいただき、ご馳走さまでした<(_ _)>

いや本当にすごかったです。いずれも申し分なくおいしかったです。
唯一無二のお料理だと改めて思いました。

●泉 貴友さん、照れながらも写真に写ろうとしてくださるのがうれしいです(^o^)♪

「宮ざわ」グループの店主さんと違うなあ\(^o^)/

●独立店の開店は1年後くらいになりそうということですが、とにかくあまり遠くに行かないで~と願っています。
貴友さん元気で、すべて首尾よくいきますようお祈りしています。

新しいお店でお料理をいただくことを、とても楽しみにしています\(^o^)/

 

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■「じき 宮ざわ」東洋賢士さん 2024年3月20日

■ 全国100万人の読者の皆さま、前回2月に続いて、

じき 宮ざわ」新料理長 東洋賢士さんのコースを楽しみに出かけたエリーでございます。

週半ば、祝日のちょっとゆったりした夜・・・のはずが、急に冷え込んだ(雪まで降った)夜に、気持ちも温まったお料理でした。

3月初めにはクラブエリーもしていただきました<(_ _)>

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●「とおの屋」さんのどぶろくが本当に好きで、迷うことなくこれです。
●食前酒に、「山形正宗」をひと口。
●ひと皿目は平貝の炙り、筍、椎茸に、温かい木の芽味噌。
つぼみ菜、よもぎ麩、木の芽、つくし。土佐酢。

筍おいしい(T_T) 筍と椎茸が実は同じところから来ているという驚き。

木の芽味噌は香り高く、温かくて、心がなごむひと皿目でした。
●うすい豆すり流し。雉のだしを一番だしで割った吸い地。
赤甘鯛、下に玉子豆腐。上にきくらげ、花柚子。

はーおいしい(T_T)とうわ言のように言いながらいただきました。

甘鯛に玉子豆腐にきくらげと、全く違う味と食感のものが調和しあって絶妙・・・
●きはだまぐろ(桜チップでスモーク)、花わさび。

辛味大根おろしと、普通の大根鬼おろし。
まぐろの旨味と大根おろしの辛味、まぐろのとろりと大根のしゃりしゃりがこれまた絶妙なコントラストで幸せ。

●この古びた風情が素敵な、それでいて何かかわいらしい馬の絵柄入りのお皿。何百年もたった古染付か・・・と思ったけれど違いました(*_*)(*_*)

よくでき過ぎている<`ヘ´>

全く学習しないわたし、「宮ざわ」さんグループにおいては、これだいぶ古いもの?などと聞かないことにします<(_ _)>
●焼き胡麻豆腐

これは「じき」さん開業以来の定番。
●東洋一の蕎麦\(^o^)/

東洋賢士さん手打ちの蕎麦です。
粉を挽き込んで(=細かく挽いて)作った蕎麦(みっちり詰まった感じの蕎麦)で、混ぜ蕎麦。
菜種油をからめた蕎麦に、干し椎茸とかつおだしのあんをとろっとかけて混ぜ合わせ、菜種、白魚の天ぷらをトッピング。上からおろしたからすみ。
も、の、す、ご、く、おいしい(T_T)(T_T)
●くえ。焼き野菜(チコリ、黄うるい、クレソン、わさび菜)には文旦オイルをまとわせていて粋。大徳寺納豆のあん。
青磁色の、古伊万里のお皿。
●三重の鯛。前日に締めたものということ。

白アスパラガス。焼いたあおさ海苔を溶いた煎り酒。

あおさ海苔入り煎り酒というのが斬新なおいしさ、瞠目の味。●耳烏賊、わらび。土佐酢ジュレと、酒粕を混ぜ込んだ黄身酢。

これも激しく初めての風味。
●太刀魚の道明寺粉揚げ。中にふきのとう。たらの芽、こごみ。
「じき 宮ざわ」さんオリジナルの「薄垂惣酢」に、かぶらおろし。
●グラスフェッドの牛肉に、桜の香りで炊いた筍。

華やかな香り、これも全く初めての風味。
●香の物は、赤かぶ、セロリ、からし菜、カリフラワー。
●白ご飯と味噌汁。

炊き立てから二膳目、三膳目と少しずつ味の変化を楽しみます。
●デセールは豆乳と甘麹のパンナコッタに、豆乳カスタードにいちごジャムを合わせたソース。上からさいの目にしたいちご。
これもまた、激しく初めてでした。
●金柑の琥珀糖。金柑ブームのわたしにうれしかったー\(^o^)/
●お薄をいただきご馳走さまでした<(_ _)>
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●何もかもが、かんぺきにおいしくて、工夫と新しさがあって、驚きの連続で楽しいのです。

2週間前のクラブエリーの時とはまた違ったお料理が連なっていて、すごいなーーーーと驚嘆の2時間少しでした。

本当においしかった楽しかった\(^o^)/\(^o^)/☆☆☆

じき 宮ざわ/ごだん 宮ざわ」さん、どちらもすばらしい(^o^)/

東洋賢士さんのお料理、また次を楽しみにいただきに参ります。

 

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■「獨歩」クラブエリー2024年3月

■ 全国100万人の読者の皆さま、印象深かったクラブエリー報告でございます。

●先日のクラブエリー@「獨歩」さん3回め。
(=独歩、Doppo、どっぽ)
賀茂街道沿い、北大路大橋西詰を少し下るにある一軒家のお店です。
見惚れるしつらいの中で、
しみじみ美味なお料理をいただきました。
本当にすばらしかったです😭😭

でも料理写真を世に出してはいけないんだって。( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)
●さらに見送りの段になって、
こっちを向いてくださらない店主さん😂😂
笑ってばっかりで、
カメラ目線はくださらないのでした(-_-;)(-_-;)
それでも木山さんの尻送りよりはマシか🤣

 

●「獨歩」さんのお庭で、紅梅白梅が1本の木に同時に咲いているのを見て驚いた(*_*)(*_*)
「思いのまま」という品種だそう。

いいなあ思いのまま♪

 

●さらに、1本の枝に紅梅白梅が同時に咲いていたり、ひとつの花に紅白の花弁がついていたりと、思いのままに咲いた梅を、食後、しばし愛でました。

●しつらいもお料理もあまりにもすばらしい「獨歩」さん、また伺います。
というか一生伺います🙏

●この季節にうれしい、梅にうぐいすの「鴬宿梅」の蒔絵のお椀です。きれいです😭😭

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■「じき 宮ざわ」東洋賢士さんクラブエリー 2024年3月4日

■ 全国100万人の読者の皆さま、先日のクラブエリー報告でございます。

3月4日(月)、「じき 宮ざわ」さんで、料理長が東洋賢士さんに交替されてから初のクラブエリーをしていただきました。

●東洋賢士(とうようさとし)さんは1979年生まれ、北海道出身です。大阪の辻調理師専門学校を卒業後、東京の和食の名店「神谷」さんで10年修業。京都に移られてからは「たん熊」さんなどで修業。「宮ざわ」さんには、「ごだん 宮ざわ」さんの方にすでに3年在籍でいらっしゃいます。在ポーランド日本大使館付きの料理人として4年つとめられたキャリアも持ち、豊かな経験に根ざした料理を作られます。ヨーロッパで食巡りをされたことが明らかにお料理に生かされていて、正統な和食でありながら、しばしばはっとする新しさを感じさせてくれます。コースが楽しいのです\(^o^)/

●クラブエリーだから紙に書いた献立をお願いしたら・・・なんだか読めない(知らなかった)漢字がいくつかありました。勉強です😂😂
●「月の桂」さんの「稼ぎ頭」を食前酒にひと口いただいた後、お料理スタートです。

●琵琶鱒(びわます)黒糖〆
カリフラワー白和へ
早くかかってしまった琵琶鱒を、黒糖でマリネしたのち桜チップでスモークしたもの。原木椎茸、豆腐とあえたカリフラワーのピュレ。マスタード。 ●鰭(はた) 春野菜沢煮椀
うるい、白アスパラガス、柚子●鮃(ひらめ)桜煎り酒 雲丹
ひらめの昆布〆、雲丹、わさび。
八代の海苔、桜の葉と炊いた昆布
桜の香りの煎り酒。梅の花びらトッピング●焼胡麻豆腐
これは「じき 宮ざわ」開店時から続く、定番のひと皿。 ●かぶら蕎麦 揚げ蕗の薹(ふきのとう)
東洋賢士さんが打つお蕎麦です。東洋一ですー😊

千枚漬的なかぶらの上にふきのとうのフリットで、残雪からふきのとうが顔を出しているような風情。

下にはおろしたかぶら、食感に刻んだピスタチオ。味がおしゃれです。
お蕎麦も、ものすごくおいしい。
おだしは雉と鯖から取ったものとのこと。
東洋一=世界一のお蕎麦です。●目鯛炭焼き
押麦、うすい豆すり流し
目鯛の炭焼き。その下に、うすい豆すり流しに、新玉ねぎと押し麦を炊いたもの。黒七味。柚子油。●平貝、赤貝、花わさび
黄身酢 山葵ジュレ
炙った平貝と、土佐醤油と土佐酢で洗った赤貝。
すだち入りの黄身酢と、中にわさびが点在する土佐酢のジュレ。●彼岸河豚(ひがんふぐ)木の芽卸し和へ
椪柑(ぽんかん)、金柑、蕾菜(つぼみ菜)
木の芽おろし酢がさわやかで、柑橘の酸味と相まってふぐのおいしさを引き立てていました。●白魚天 金砂和へ(きんさあえ)唐墨
白魚、たらの芽、一寸豆の、金砂(玄米パン粉揚げ)和え。砕いたナッツ。黒いのは大徳寺納豆。(上からではなく)下に銀あん敷き。これはフランス料理のソースのような扱い。●牛 正油昆布麹あん、アスパラ菜
グラスフェッドの牛肉、軽やかな口当たり。
独特の旨味を持つ、醤油+昆布+麹のソースで。菜の花のような、アスパラ菜。(けれどアスパラガスとは関係がない。)●御飯、香物、味噌汁

炊きたてのご飯を、一膳め、二膳めと食感の移り変わりを楽しみます。

これも「じき」さん開店当初から続く白ご飯の楽しみです。

●苺ゼリー、サバイヨンクリーム
サバイヨンをかけて、これもフランス料理のデセールのような仕立て。●ひちぎり
あんずのういろう、濾したあんずの果肉入り。
上に粒あん。粒あんが好きでないわたしにはこしあん。
お手間恐れ入ります<(_ _)> 覚えていてくださってありがとうございます<(_ _)>●お薄をいただき、ごちそうさまでした<(_ _)>

東洋賢士さん、スタッフの皆さん、すてきなお料理と優しいもてなしをありがとうございました。

参加者の皆さんにも御礼申し上げます。

じき 宮ざわ」さん、わたしも、またクラブエリーでも楽しみに伺います。

 

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