■ 帰りの空港、次のためのおぼえ書き

■ 全国100万人の読者の皆さま、今回のパリ報告最終回です。全部で41記事の最後。

IMG_9379■ 移動の記録は往復ともテクストで全アップした通りです。機内食は前回とほぼ同じ
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■ あまり遠くないK35でよかった。クロワッサンを食べたりする前にまずはゲートまで一度来て、ここでよいか確かめました。

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■ あー大丈夫みたい。前回は、搭乗券に記された通りのゲートに行ったのに、それはアフリカ行きで、トーゴに行きそうになったのでした。それで今回は、搭乗券そのものがちゃんと関空行きかどうかを確かめるところから始まりました。笑。

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■ 本に集中したいのと、写真を撮りたいこともあって、必ず窓際に座るのですが、このロゴが以前は窓からばちっと見えたのに、機内レイアウトが変わったか、同じプレエコに座っても見えなくなってしまった(*_*)(*_*) 
これ、わたし「ペガサスちゃん」と呼んでいたんだけど、エールフランス ロゴの歴史 を調べたら、魚の尾と、翼を持つ馬で、ヒッポカンポス(海馬)ということ。。これから「ヒッポちゃん」と呼ばないといけませんww

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■ 6月27日、パリで荷物が出てきたところ。ここで写真を撮っておき、必ずカメラ内時間をフランス時間にします。サマータイム設定も忘れずに。入国審査に全く係員がおらず先に進むことあたわず30分、荷物どうなるかと気が気ではなかったので、「わが荷物よ♪」と、荷物との無事の再会をすごく喜んだ瞬間でした。

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■ 日本では飛行機が完全停止してから入国審査を受けてこれをピックアップするまで17分。劇的に早かった・・・。日本は偉いです(*_*)(*_*) で、ここで忘れずカメラ内時計を日本時間に戻すと。

●改めて:飛行機の中は冷えます。ヒートテック上下着ていてもまだ肩や首が冷えて、しかしそれはわかっているからストールも持ち込んでぐるぐる巻きにしていましたが、それでも冷えた。真冬の寒さ・・・今度から、ごく薄くたためるダウンを持って乗ろうと。治っていた咽喉が、どどっと腫れてしまったのも帰りの機内でのことで。それで降りたら灼熱ぢごくの35℃とか。厚着を早く早く脱ぎたかった・・・このコントラストよ(*_*)(*_*)(*_*)
●好きなフランスの飛行機のことを悪く言いたくないけれど、もう少しお食事がんばってくださいということと、機内の掃除もう少ししてねというのが本当のところです。また乗るつもりだから言うのです。頼みます<(_ _)><(_ _)>

●機内の床にバッグを置くのに、45リットルの薄手のポリ袋(=ゴミ用)を持っていて、それにくるんで置いたら汚れずいい感じ。ポリ袋は逆側にひっくり返して丸めて持ってきたら後で本当にゴミ用に使えるし。(わたしは普段から基本的に床にものを置きません。)
●常に持っておくべきはアルコールティッシュです。しばしば役に立ちました。カフェでもレストランでも日本のようにお手ふきは出てきません。ムール貝を食べるところでは出てきたけれど、開けてびっくり、目を剥くようなきつい香料で、それがついた手でそれ以上食べ続けられませんでした。どんなに拭いても洗ってもしばらく取れなかったし(*_*)(*_*)

●機内に日焼け止めSPF50 も必携です。離陸時、着陸時、窓の日よけを開けないといけないので、窓越しにまともに直射日光を浴びて焼けてしまうからです。
●また行こう~と思って帰ってきました。2013年、すごく久しぶりに行った時はあまりの喜びで無茶をして身体を痛めつけてしまいましたが(記録には書いてないけれどすごい不調状態で帰国、高熱でちょっと本当に危なかったと思う)、あんなことがないように、平常心で過ごせるように、また行くとします。
●歩きながらずっと思っていたこと:もし20年前のパリ滞在時に、ウエブサイトで写真をこんなに簡単にアップできたならば、わたしものすごく写真(と文章)の記録残していただろうな。あの時の記録はいろいろな人にニフティサーブでメールを送るということで、書くこと伝えることには満足していたけれど、記録としてはまとまって残らず、散逸してしまいました。あの時ココログニフティがあれば、evernoteがあれば。
●残っているのは、歩いた道をマーカーで塗りつぶした当時の地図。それとすごく小さな字でびっしりと書き込まれた手帳。それを解読すれば2年間のわたしの滞在は完璧によみがえるはずですが、もう読めないほど細かい字。今ならサイトがあり、その中で検索ということができますから、雲泥の差というのです。

■ これで今回のパリの記録は終わりです。何か所か、写真を足すかもしれませんが、投稿は終わり。到着した空港で入国がすぐにできなかった以外はすべてうまくいって、ラッキーな滞在でした。いろいろに感謝。またー!
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今回の滞在は 2016年6月 Paris パリ でひとまとまりにしています。
今回の計算:1ユーロ 122円。(6月3週目に買った時の値段)
2013年からのパリの記録:時々パリ
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関谷江里

■ パリ、7区の花屋さん、お菓子屋さん

■ 全国100万人の読者の皆さま、パリ報告もほぼ終わりました。このあと1回で終わり。わたし自身も京都の日々が再び回っています。咽喉の具合もよくなってきてうれし♪♪ 来週は撮影の週だし、ひたすら進みます。

IMG_8158■ メトロ駅、サン・プラシッド(6区)を降りたところ。手前に、シャルキュトリの名店「Maison Vérot」メゾン・ヴェロが見えています。

IMG_8159■ そこからヴォージラール通とレンヌ通を渡り、サン・プラシッド通へ。セーヴル・バビロン(7区)に至る道です。安い服屋さんがたくさん、でも時々、はっとするお店もいくつか。「Harmonia Mundi」アルモニア・ムンディなんかもあります。何だか好きな通り。前回も歩いたけれど、夜だったから今回は昼間に。ショコラのお店でこんど行ってみようと思うお店があり、それからこちら、
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■ こちらも今度また来たいとチェック。焼きたての焼き菓子がなんだかすごくおいしそうでした。

IMG_8170■ オレンジがお店のカラーみたいです。また今度ね。
IMG_8165 IMG_8162 IMG_8166■ お花屋さんは当然前を通るたびに中をのぞきます。このお店では季節のジャスマン(ジャスミン)がすごく香っていました。
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■ バビロン通で、きれいな~、と1月にもしばし眺めたお店がこちら。

IMG_8173■ もし暮らしていたら、買いに来てみるだろうな。

ちなみに、20年前暮らしていた時に通い詰めた「au nom de la rose」は何だか凡庸なチェーン店になっちゃった。今ならどこへ行くだろう?って花屋の前を通りかかるたびに思います。サントノレの「コスト」はめったやたらに高そうだしな。笑
IMG_8171■ バビロン通、名前の響きがとても好きです。
バビロンを説明すると・・・(以下ウィキ先生のコピーです)
バビロンはメソポタミア地方の古代都市。市域はバグダードの南方約90kmの地点にユーフラテス川をまたいで広がる。

わたしにとってバビロンといえばすなわち、森有正先生の「バビロンの流れのほとりにて」です。
81a2iajkwcl_sl1500__2■ さて本の紹介です。帰国して、これを合間合間に再読しています。今のフランス情勢がよくわかります。
フランス人の不思議な頭の中
山口昌子、角川学芸出版
51pZP03dZjL■ これも読み始めました。(>_<)(>_<)
EU崩壊
木村正人、新潮選書

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2013年からのパリの記録:時々パリ
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関谷江里

■「Arpège」 アルページュの料理

■ 全国100万人の読者の皆さま、パリの写真アップを続けます。7区のレストラン「Arpège」 アルページュが大好きです。わたしの中では別格。わたしにとっては、ですが、そしてあちこち行き尽くしたわけでは全然ありませんが、これよりおいしいすばらしいと思う料理をフランスで他に食べたことがありません。ざざっと写真列挙ですが、6月29日にいただいたコースです。軽めでお願いしたコースで、テーブルごと、出ているものは全然違います。今回もひと皿ごと、目のさめる思いでいただきました。圧倒的に美味でした。

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●アミューズ、2名分です。

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●きゅうりのガスパチョ、マスタードのクレーム

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●いちごのサラダ

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●オゼイユのムスリーヌ

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●最初の方に必ず出て来る野菜のお寿司 カラマタオリーヴのソース

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●名物のパッサールたまご。ショーフロワ。これはもう京都でもお弟子さん筋のお店で今までさんざん、数十回くらい食べてきたもの。

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●まて貝、カレー風味で出てきました。

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●クルジェット(ズッキーニ)の実と花、アンショワ(アンチョヴィ)パルメザンのソース

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●白アスパラガスにルバーブを巻きつけたもの。ベトラーヴのムース。本当に初めての味。

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●サラダ、パルメザン

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●ロット(あんこう)がプレゼンされました。

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●セロリのムースに、新にんにくのクレーム

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●さきほど見せてくれたロットに、カラマタオリーヴの泡ソース ここまでのひと皿ひと皿の瞠目の感動に較べたら、魚は普通だったかも。ごめん。

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●いちごのジェラート

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●小菓子、3人分です。

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●いちごのデセール

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●干し草のクレーム入りのシュー

IMG_8227.jpga●アンフュージョンでごちそうさまでした<(_ _)>
発泡水、シャンパーニュ少し、白ワイン少しと共にいただきました。一緒にいただいたお姉さまたちにも御礼申し上げます。3時間半のデジュネ(といってもこれは軽い方)、ほんとよかったです。

Arpège アルページュ

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関谷江里

■ 本のご紹介:「三つ星シェフの味付けの魔法」

■ 全国100万人の読者の皆さま、すてきな新刊のご紹介です。パリの3つ星レストラン、「アルページュ」についての本当に楽しい本が出ました!

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三つ星シェフの味付けの魔法

クリストフ・ブラン 著、 内坂芳美 訳

24 x 19.2 x 1.6 cm 90ページ
エクスナレッジ 2016年7月3日発売 2052円
■ 漫画で描かれた、「アルページュ」のアラン・パッサールさん。あの天才的な料理やお菓子がどうやって生まれるのか、調理場の熱気や躍動感も伝わってくる漫画です。

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■ 漫画って、いくら設定やらストーリーがよくても、絵が好みでないと見るのがつらくなりますが、この絵、なんだかいい感じです♪ 絵じたいにエスプリとユーモアがあります。クリストフ・ブランさんはアングレームの国際漫画賞で2度も最高作品賞を授与されている方です。

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■ お店のこと、アラン・パッサールさんのことが、細かいけれど、ささっと、いとも気軽に描かれたような漫画でここまでよくわかると思います。

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■ 漫画ですがルポルタージュであり、ルセット集でもあります。調理場でアランさんに張りついて取材されたのでしょうか。野菜作りの現場、菜園にも出かけているし、深夜の料理試作も描かれています。これは偉業だわ・・・

71-fZxPXIfL■ 内坂芳美さんによる、よくこなれた訳文です。「アルページュ」やアラン・パッサールさんのファンの方、フランス料理好きな方、料理人の皆さん、ぜひお読みになってください。とてもおすすめの本です。
三つ星シェフの味付けの魔法
■ この次の投稿で、「アルページュ」の6月末のコースをアップします。
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2013年からのパリの記録:時々パリ
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■ リシュリュー通の「フロマジュリ ヒサダ」へ

■ 全国100万人の読者の皆さま、咽喉腫れエリー、続きがんばります。滞在ごと通って3度目の「フロマジュリヒサダ」さんへ。

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●今回はサントノレ通からレシェル通~モリエール通を経由で伺いました。リシュリュー通を北上して来る時でも必ず見上げるこの像・・・モリエールさんです。コメディフランセーズも近いここにどっしりといらっしゃいます。

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●モリエール通は、オペラ通からリシュリュー通に至る斜めの道です。ちなみにラシーヌ通はどこにあるかというと、6区です。5区のサンミッシェル方面から、6区のオデオン座に至る道なんですね。そのオデオン座を囲む通りのひとつはコルネイユ通。さすがです☆☆☆ すべての道に名前があるってほんといいです。地図さえあれば、迷いようがなく絶対に辿りつけるわけだから。それも、文豪の名前だったり歴史上の偉人の名前だったり思わぬかわいい名前だったり、名前がまた道や界隈に意味を与えるのがいいです。その通りの名前をつけたレストランやカフェなんかもしばしばあります。

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●リシュリュー通の「フロマジュリヒサダ」さんです。
47 rue de Richelieu, 75001 Paris

01 42 60 78 48 11:00~20:00 サロン 12:00~18:30LO
日曜、月曜休み

ウエブサイトこちら

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●久田恵理さんがいるので安心です。他にも日本人スタッフがいらっしゃいます。日本語で細かく希望を伝えてフランスのフロマージュが買えるって、すごく多くの人が助かっていると思います。日本人だけでなく、フランス人のお客さまもどんどんいらっしゃいます。本当にすごいことです。京都でフランス人がお漬物店やるようなことだから。
●ヒサダさんでマールで洗って育てたベルトーのエポワスとか、ハードのナポレオンとか、ブルーとか、酒で洗ったタレッジオなんていうのを購入しました。他にも日本に持ち帰るものを、結構どかんと購入。真空パックにしてもらえます。今回は帰国時のための保冷剤をたくさん持ってきました。IMG_9454.jpga

●これは今回初めて買ってみたバターです。いつもの牛マークのはなかったけれど、これもとても風味よく塩気ほどよく、つい厚めに切ってかたまりで食べてしまいます(塗るんじゃなくて)。

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●最寄り駅はピラミッドとわかっているのに、パサージュ・ショワズールを歩きたくて遠回りします。プティシャン通を経由、パサージュ・ショワズールを北上。散文的で、そんなに情感を豊かにかきたてるパサージュではありませんが、それでも何か好きです。

IMG_8843.jpga●キャトルセプタンブルからメトロでいったん帰宅しました。

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■ 16区、オートゥイユのフロマジュリへ

■ 全国100万人の読者の皆さま、ひき続き咽喉腫れ腫れのエリーですが、パリ写真のアップをもうしばらく頑張ります。滞在5日めの夕方向かったのは・・・

 

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●16区のフロマジュリ。La Fromagerie d’Auteuilとあります。メトロ駅、Michel Ange Auteuil から4、5分の距離です。上品な16区の街並みにふさわしい佇まいでした。
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●「Michel Fouchereau 」ミッシェル・フーシュローさんです。MOFでいらっしゃいます。

58 rue d’Auteuil, 75016 Paris – Tel : 01 45 25 07 10
ウエブサイトこちら

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●お店に入ったら、冷蔵ケースにびっしり、さまざまなフロマージュです。右も左も撮りたかったのだけど、お客さまが絶えることがなく、これしか撮れずでした。夕方17:30くらいです。
ウエブサイトにお店の様子がわかる写真がたくさんありますから、そちら見てくださいね。

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●実は前日「ヒサダ」さんでまとめてフロマージュ購入していましたので、ここではハードを1種類だけいただくことにしました。好みを言って、さらにだぶらないように「きのうこんなものを買った」ということも話して、おすすめくださったトム・ドゥ・ブルビを少しいただいてきました。

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●これね。真空パックしてくださいますから、安心して持って帰れます。

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●マダムのCorinne Fouchereau コリンヌ・フーシュローさんです。4月、日本にいらした時「長楽館」でお目にかかってお話しして、「6月に行きますね」と言ったのでした。ミッシェルさんの方は新しい Versailles ヴェルサイユのお店にいらっしゃるとのことでこの日は会えず。柚子味噌をおみやげに持って行ったわたし、「柚子ってご存じですか?」と要らんことを尋ねてしまったのでした。「ほら見て、ユズフロマージュよ♪」と、柚子をシェーヴルのまわりにまぶしつけた商品を示されて驚いた(*_*)(*_*)

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●地下の貯蔵室を見せていただきました。温度と湿度の管理がされています。「ヴァカンス前の静かな時期だから、今はごく少ないけれど、秋冬はこれびっしりになるのよ」とのこと。びっしりになる季節、また来たいなあと。

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●このお店においては、フロマージュを使った加工品があって、これはどうしても食べたいわ♪ 幸い夕食を決め込んでいない日でしたから、買ってもすぐに食べられます。フロマージュのスフレの、ブルーの方を選び、 3.30ユーロ。もうひとつ、

IMG_8970.jpga IMG_8989●自家製キッシュ、コンテとハム入り 3.05ユーロも買ってみました。

これすごく食欲をそそるいい香りがして、メトロ駅までの道々に開けて歩き食べ。フロマージュの香り、塩気、旨みでおいしいったらありません。ハムもいいものが入っていました。いいなあこういうお惣菜。スフレの方も、ふわふわの生地ながら濃厚なフロマージュの香りが立ちのぼり、心を奪われるおいしさでした。遠いけれど、やっぱり出かけてよかった・・・お店はフロマージュだけではなく、瓶詰めに缶詰、オイルや蜂蜜やコンフィチュールなどいろいろ食料品が揃っており、ゆっくり見たら楽しいだろうなあと。でもお客さまがひっきりなしで、ゆっくりするのも悪いような感じ。人気のお店なのです。Merci Madame Corinne Fouchereau, コリンヌさんありがとう☆☆☆ ご縁を作ってくださった方々もありがとうございます。

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■ 最終日にまたパサージュ

■ 全国100万人の読者の皆さま、パリのパサージュ(屋根付きアーケード)を歩くことが本当に好きなエリーでございます。

滞在6日目、最終日の午後、最後にまた行きたいところはと言えばやっぱりパサージュでした。もう一度歩こうと。
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●メトロ駅、Grands Boulvards グラン・ブールヴァールに着いたら、2番出口を出ます。ミュゼ・グレヴァン出口を目指せばいいのです。

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●ここに出てきます。

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●前方左手に、パサージュ・デ・パノラマの入り口が見えています。前の道は、モンマルトル大通です。

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●ちなみに、いつも言いますが、反対側のサンマルク通側の入り口はこんな感じで、ひどく違います。こちら側から入る人は、「え、ここでいいのかな?」と思ってしまうと思う。

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●パサージュ・デ・パノラマでいつもつくづく眺めるお店。Graveurグラヴールとあるので、かつて製版とか印刷屋さんだったと思いますが、今はカフェです。2匹の剥製が迎えてくれます。

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●羽をつけた犬?おおかみ? いつもこれ見て笑いそうになって、よく似た顔の人いるなあと思う。ここのカフェにはまだ入ったことがありません。

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●北の方へ引き返して、パサージュ・ジュフロワ。たまらなく好きな場所です。アムール・ドゥ・ピエールってまず目に飛び込んできます。色のついた石のアクセサリーが、わりとがさっと売られているんだけど(笑)、これ買う人いるんかなあ?と思ったり。ごめん。笑。

IMG_9254●ところが見つめているうちに、わたしもここで何か赤い石を買おうか? と本気で思えてきたので不思議です。パサージュの魔法です。

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●ふり返るとホテル・ロンスレーのロゴ、その上の飾り、きれいなと思います。

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●突き当りはオテル・ショパン、左側には階段があります。

 

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●中ほどにサロン・ド・テがあり、初めて入ってみました。

「Le Valentin ル・ヴァランタン」ウエブサイト

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●子供の顔ほどもある大きなパルミエ。サクサクサクサクとほぐれます。たっぷりのバターと砂糖。カロリーかなり高かろうけれど(多分ご飯3~4膳分と思う)、天国的においしかったです。

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●ポットやカップと並べたら、大きさわかるでしょうか。これまたいただきたいです。パルミエ(3.4ユーロ)とアンフュージョンで8.5ユーロ。
ゆーったり夕方の時間をパサージュの中で過ごして、本当に時間の贅沢をしました。また来ます必ず。

51NRt1PtebL ■ パサージュ歩きの参考書はこちら。もう何度もアップしていますが、今回もこれを携えて行きました。

鹿島茂「パリのパサージュ」平凡社
91WDzyJ0CrL■ 飛行機で読んで来たのはこちら。紙の本だと664ページのぶ厚さ、少し読みかけてそのままになっていたこの大作を、行きの機内で一気読みしました。ものすごくおもしろかった上、勉強になりました。次のドーダの本も早く読みたくてしょうがないです。

鹿島茂「大読書日記」 青土社

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■ サンミッシェル界隈

■ 全国100万人の読者の皆さま、パリ写真のアップを続けます。咽喉腫れエリーがんばります。

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●クリュニー中世美術館、「クチューム」の後は懐かしいHalpe アルプ通を歩いて、

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●サンミッシェル広場、メトロ乗り場へ。でもここで乗るのは惜しくてもう少し歩きます。

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●パリでいちばん幅の狭い通りと言われているこちら、両腕を広げると届きそう。幅1.2メートルだそうです。

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●rue chat qui pèche、魚釣りをする猫の通りです。vache qui rit 笑う牛というフロマージュのブランドもあるように、何何をする何何、と言う命名がはやった時期があるのだとかっしー・鹿島茂先生の本「パリの秘密」で学びました。以前、「魚を釣る猫」という名前のレストランがこの通りの入り口にあったということです。

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●ここまで来ると、ノートルダム大聖堂がすぐ近くです。鐘の音がごんごん響いてきて、壮大な伽藍の様子が思い出されます・・・が、サントシャペルを見たからもういいです。またいつか。

IMG_9100●洪水がおさまってよかったーと思いながら、セーヌをシテに向かって渡りました。

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■ クリュニー美術館前の「クチューム」

■ 全国100万人の読者の皆さま、引き続きパリの写真をアップします。扁桃腺盛大に腫れ腫れのエリーでございます。わたしの咽喉はここしばらく、なぜ好んで腫れるのか? 腫れていいことがあるのか? 腫れたらかまってもらえると思っているのか?(かまわないもんね♪)

■ クリュニー中世美術館の前に、東京と大阪にも来ているカフェ、「Coutume クチューム」のアンスティチューーティ INSTITUUTTI というお店があり、いつも7区の本店を眺めているばかりだったので入ってみようと。

COUTUMEのウエブサイトこちら

COUTUME INSTITUUTTI の場所はこちら
本店は 47 rue de Babylone です。

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●こんな店内。パリにいるとは思えないでしょう? l’Institut culturel Finlandais フィンランド文化学院の建物内にあって、インテリアが北欧風。「スカンジナヴィア風デザイン」とウエブサイトにもあります。

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●窓際にはパソコン男子が座って、勉強やら作業やらしている。電源とwifi完備のカフェです。日曜の午前から偉いなあと思って眺めます。

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●わたしがいただいたのはカフェクレーム(ここではカフェラッテ)の大サイズで5ユーロ。カプチーノとカフェラッテの成分の違いも明記してありました。焙煎から自分たちでやって、挽き立て、淹れたてを出しますというカフェです。清潔感にあふれているのはとてもいいのだけど、カフェ自体、酸味がまさってわたしの好みではなくて残念。まるで東京にいるような気分になるのもせっかくパリに来て惜しいし、この後フランス色強いお店に行ってばんかいしようと思ったのでした。

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●お菓子はこんな。整然としているけれど、なぜか食べたいと思わない・・・ごめん<(_ _)>

IMG_9058 IMG_9059■ ろ過器具としては、こんなのが店頭で販売されていました。なるほど、カフェ技術やカフェ器具に関して、彼らにとって日本はクールな国なわけね・・・

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■ 北マレの「ポワラーヌ」で朝食

■ 全国100万人の読者の皆さま、実は咽喉の痛みがひどいのですが、写真アップを続けます。帰国後、講座とクラブエリーだけはいくらなんでも最低限という感じで出かけて、あとは全部延期でごめんなさいのエリーでございます。上げやすい写真から少しでも上げていきます。
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■ 外気爽やか~(というか寒かった)でおいしかったパリの朝を思い出して、こちらの写真。滞在3日目の朝、タルティーヌを食べに、「Poilâne Cuisine de bar ポワラーヌ キュイジーヌ・ドゥ・バール」へ。

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■ 北マレ、歩いてしっとりいい感じです。なんか上品。16区の上品さとも7区の上品さとも違うまた独自の落ち着きがあっていいなーと思います。
この手前に、1年前に来たシュークリーム専門店の「ポペリーニ」もあります。

「ポワラーヌ キュイジーヌ・ドゥ・バール」のウエブサイトはこちら
38 rue Debelleyme,75003 Paris

IMG_8269.jpga■ 「ポワラーヌ」に10時台に入店、他にお客さまいらっしゃらずでゆったり。(その後どんどん入って来られたけれど。)ちょうどいいタルティーヌのセットがありました。16ユーロで、サラダがスープ、タルティーヌ選択、ワインか水、カフェか紅茶。

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■ サラダを選択、ここにもパンがついてきます。

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■ 十分食べ応えのあるタルティーヌでした。当たり前だがパンが風味豊かでたまらなくおいしい。ソモンフュメ=スモークサーモンにシブレット。下はフロマージュブラン・・・と思ったら、違うわ。

IMG_8271■ よーく見たら、クレーム・ヴェジェタルってあります。野菜クリームって。白い野菜のピュレだったんですね。

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■ カフェクレームを選択。スプーン形のビスキュイが付いてきます。昨年おみやげにした分ですね♪ これに発泡水1本(S.Pellegrino)が付きました。

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■ 併設されたパン売り場を眺めて出てきました。今度買いましょう♪ 今度は多分、サンジェルマンのシェルシュ・ミディのお店に行きます。

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■ Filles du Calvaire通で、強烈な剥製専門店を見ました。この鳥ちゃんたち、剥製に見えますか? もっと大きな動物もいて、店じゅう剥製で、仰天していろいろ見つめてしまいました。また外から見たいお店です。

GALERIE CHARDON

21, rue des filles du calvaire 75003 Paris
Ouvert du Lundi au Jeudi de 11 h à 18 h.
Vendredi – Samedi de 11 h à 19 h.
■ パリでは思わぬところで剥製に出会うなあとふと思いました。オデオンの花屋さん「オドラント」でもなぜか花屋の店頭に剥製がいたし、パサージュ・デ・パノラマでも、グラヴール(印刷所)と書いたカフェにすごい剥製(四つ足動物に羽の生えたの)がいるし~。

 

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■ 次の目的地に向かってメトロへ。

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■ メトロ駅、Filles du Calvaire フィーユ・デュ・カルヴェール。きれいな駅でした。

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今回の滞在は 2016年6月 Paris パリ でひとまとまりにしています。
今回の計算:1ユーロ 122円。(6月3週目に買った時の値段)
2013年からのパリの記録:時々パリ
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